ジャンプライズのロングセラー商品
「かっ飛び棒130BR」
どちらかというと深い場所では
使いやすいルアーなのですが
浅い場所だと沈むのが速くて…
こういうケースを想定して
通常よりも軽いモデルとして
リリースされたシャローモデル
「かっ飛び棒シャローライト」
使ってみて思いました
やばい、これめっちゃ好み…!!
ということで
どんな状況・フィールドにマッチするのか
その辺もふまえて使用感を解説していきます
・私の使用歴
・スペック
・飛距離
・青物狙いの使い方
・フラット/シーバス狙いの使い方
・お気に入りのカラー
この順で解説するので
ご興味のあるところを
かいつまんでお読みくださいね
私の使用歴
私はシャローでの釣りが好きで
ほぼ年中シャローで釣っています
水深としてはだいたい1~2m
河川をメインにサーフもちらほら
フラットフィッシュ・シーバスを中心に
かっ飛び棒シャローライトを
青物狙いにも使用しています
かっ飛び棒シャローライトを使う際
使用するタックルは狙う魚種によりますが
~青物狙い~
24 BLUE SNIPER 103ML-M
21 TWINPOWER 6000HG
PE1.5号 リーダー25lb(フロロ)
~フラットフィッシュ狙い~
Early 99ML for surf
20 TWINPOWER 3000MHG
PE1号 リーダー16lb(フロロ)
こんな感じで
MLからMクラスのロッドで
使用することが多いですね
スペック
メーカーHPより抜粋ですが
全長 | 130mm |
重量 | 30g |
タイプ | スローシンキング |
アクション | W可変ローリングスイング+バックロールフォール |
レンジ | 0~100cm |
フック | オリジナルMMH#4 |
リング | オリジナル#4 |
価格 | 2100円 |
こんな感じですね
フックとリングも完備で売られていますが
これでじゅうぶん青物もいけます
フックやリングが錆びた場合
ジャンプライズのフックとリングは
なかなか売ってないので
フックはがまかつSP#4 MHに
リングはハイパーワイヤー#3か#4に
って感じで交換しています
ここからは魚種別で
使い方をお話していきます
飛距離・飛行姿勢が優秀
「かっ飛び棒」の名を冠するだけあって
飛距離は非常に優秀
かるく80m以上は安定して飛びます
130mmで30gというと
重めのミノーと同じぐらいの重量ですが
細身で後方寄りの重心で
空気抵抗が小さいことの恩恵で
飛行姿勢が安定することから
安定して飛距離が出せるという感じ
青物狙いのナブラ撃ちや
シャローの沖の地形攻略には
かかせないルアーになります
青物狙いの使い方
青物を狙う際には
シャロー・ディープ問わず
水面をスキッピングで誘ったり
竿を寝かして
水面直下を早巻きしたり
といった用途で使用しています

その使い方は
ノーマルのかっ飛び棒でもできるはず
ノーマルのかっ飛び棒とは
どう使い分けてるんですか?
ノーマルタイプのかっ飛び棒よりも
対応できるスピードの幅が広いんですよ
かっ飛び棒シャローライトなら
早巻きでもスローでもいける
っていうと具体的でわかりやすいですかね
ノーマルタイプのかっ飛び棒だと
水面付近をキープしようとしたら
速く巻かないといけません
これは競合のモンスターショットや
リライズなども同様です
でもかっ飛び棒シャローライトは
沈下速度が遅いので
水面付近をゆっくり巻けます
遠投もできて
水面付近をゆっくりでも攻められる
もちろん速くても大丈夫
という攻め方は
かっ飛び棒シャローライトだからできる
ってことになります
で、具体的にこれが効果的なのが
マイクロベイトパターンのときです
マイクロベイトは遊泳力が弱いので
水面をゆっくり漂っているところを
青物に襲われます
この場合はトップで泡を立てて
ルアーのシルエットをぼかして狙ったり
ジグやシンペンのスキッピングで
泡を立てながら水面付近を誘う
というアプローチで狙うのが主流
でもジグやモンスターショット
ノーマルのかっ飛び棒などのシンペンで
水面付近をキープするには
けっこうな早巻きが必要なわけで
これがマイクロベイトの遊泳速度と
合わない場合はアタリが出ないんですね
じゃあトップでゆっくり漂わせながら
泡でシルエットをぼかしながら
水面をゆっくり誘おう!
そしたらスピードを合わせられるぞ!
って感じでやったとしても
マイクロベイトを食う青物は
そもそも吸い込みが弱いので
トップのような浮力があるルアーでは
浮力が反発して
ルアーが口に入らないこともあります

八方塞がりじゃないですか
「食わない・乗らない」といった
難攻不落のマイクロベイトパターンのときこそ
かっ飛び棒シャローライトの出番です
かっ飛び棒シャローライトは
水面付近をゆっくり誘えるルアー
しかも遠投性能も抜群ときた
スキッピングで泡を立てて
ルアーのシルエットをぼかしつつ
ゆっくり巻くことで
マイクロベイトの遊泳速度に合わせるのも可能
ジグでもヘビーシンペンでも釣れず
トップでも乗らないという場合に
その中間を埋め合わせるポジションとして
かっ飛び棒シャローライトを
ルアーボックスに入れておくんです
これがあるだけで
困ったときのフォローとして
使うことができるわけですね

奥が深いですな
ちなみに中層から底を攻める場合は
かっ飛び棒シャローライトは苦手です
沈下速度が遅くて手返しが悪いですからね
こういう場合はいさぎよく
ジグやモンスターショットなどの
ヘビーシンペンを使うようにしています
フラット・シーバス狙いの使い方
かっ飛び棒シャローライトは
130mmという全長と表面積にしては
30gと重すぎず軽すぎないウェイト
沈下速度が遅く
浮き上がりがいいルアーなので
マゴチ・ヒラメ・シーバスなどに使う際は
水深1~2mのエリアでよく使っています
流れの弱い場所なら
底から少し浮かせて
ストップ&ゴーで誘ってあげて
流れのある場所なら
沖の地形変化をドリフトで狙うときに使います
アクションはテールを小まめに振る感じ
ミノーよりもナチュラルな動きで
渋い魚をしっかり誘惑してくれます
だから手前の地形変化であっても
かっ飛び棒シャローライトを
かっ飛ばさずに狙ってみて
ミノーよりもナチュラルなアクションで
ドリフトで自然に誘うって感じで
使用することもあります
水深1m~2mほどのフィールドで
ドリフトで狙う場合は
さすがに巻かずに放置だと
沈んで底を擦ってしまうので
リールをスローで巻いて
適度なテンションを保ちながら流していくと
底をズルズルこすることなく
底付近~中層をキレイに通すことができます
で、ドリフトのときに地味に重宝するのが
「バックロール」というアクション
かっ飛び棒シャローライトは後方重心なので
ベールを返してフリーフォールさせると
後ろ方向にフォールしていきます
しかもちょこちょことローリングしながら!
これにより、
弱り果てて流れに負けて流されるベイトを
演出することができるので
ドリフトで流していって
任意の場所でターンさせて
何回かリールを巻いて浮かせたのち
リールのベールを返して
バックロールでもういちど
さきほど狙った地形にルアーを送り込む
という感じで攻めてやると
1投で同じ地形を2度
別のアプローチで攻めることが可能です
流しておいしい
落としておいしい
そんな感じのルアーですね
お気に入りのカラー
最後に、個人的に好きなカラーを
3色ピックアップして
軽く解説して締めくくります
ギンギラメッキ
鏡面反射のように
ギラギラと輝くカラー
日中の時合や
マイクロベイトパターンに有効です
このカラーは
ギンギラのフラッシングで
日中の海中で強くアピールしてくれる
ハイアピールカラーとしての側面と
鏡のように周りの景色を反射して
周囲の風景に溶け込む
保護色のようなカラー
という側面があります
フラッシングで遠くまで光を届かせたい
という場合にも使えますし
周囲の景色に溶け込ませて
マイクロベイトパターンのような
ルアーのシルエットを
ぼかす必要のある展開に使えます
持っておくと頼もしいカラーで
パープルメッキでも代用可能なので
メッキ系がとりあえず1色あればOKです
ブルピン
カラーに迷ったらこれです
ナチュラルなイワシカラーをベースに
オレンジの腹でアピールしてくれる
中間的なアピールのカラーです
濁っていても澄んでいても
どちらでも活躍してくれる色なので
無難に1色持っておきたいならこれです
アカキングローベリー
波で濁ったサーフ
マズメのローライト時
とにかく海中の光量が乏しい場合に
アカキンが有効ですね
腹もグローなので
よく目立ってくれるカラーです
コメント