こんな人におすすめ
オーバーゼアグランデ サーフモデルの
911M/MHが気になっているのですが
検討材料として使用感を知りたいです
自重の軽さに惹かれてこの竿の購入を検討しているんですが
パワー的には問題ないんですかね?
といった、ロッドに関する様々な疑問をお持ちの方に向けて記事を書きました
いや、ほんと間違いないですわ…
ロッドは高いので購入ミスはできませんからね…
後悔のない買い物をするために
事前に知っておきたい情報はけっこう多いはず!
というわけで今回は
オーバーゼアグランデ サーフモデル911M/MHのユーザーとして気づいた
実際の使用感などを忖度なくレビューしていくことで
ご購入を検討されている方の参考材料になるように
記事を書いていこうと思います!
~お品書き~
・スペック概要
・キャスト感覚 ~どんなルアーが投げやすい?~
・ルアーの操作感覚
・魚とのファイト感 ~大物をかけても心配なし?~
こんな感じでいきますね!
もちろんおすすめできる点だけでなく
「ここが弱点…!」
と思えるところにも言及しますので
メーカーの回し者みたく忖度することなく書いていこうと思います
ご興味のあるところをつまんでご覧ください!
スペック概要
全長 | 3.02m |
仕舞寸法 | 155cm |
自重 | 163g |
継数 | 2本継 |
ターゲット | フラットフィッシュ・シーバス・サワラ・
ブリ系~80cm・その他、中小型青物 |
ルアー | ミノー・バイブレーション・シンキングペンシル
メタルジグ・トップウォータープラグ・ジグヘッドリグ |
適合ウェイト | 10~70g(ジグ)
10~60g(その他ルアー) |
適合ライン | PE1~2.5号 |
適合フィールド | サーフ・沖堤防・漁港 等 |
適合リール | 3000番手は軽いリールなら先重りする
汎用スピニング4000~5000番が理想 |
※理想のタックルセッティング(自論ですが…)
リールは20ツインパワーC5000XGを使用していますが
タックルバランス的にこれがベストマッチかな?
と思っています
シーバスロッド並みの軽さで
不意に釣れる大型青物ともじゅうぶんにファイトできるパワー
ロッドの特徴を一言で表すとしたら
この言葉で表現します
私はサーフ・堤防・河川などで
青物・フラットフィッシュ狙いに使用しているのですが
自重が軽くて疲れないし
大型の魚にもパワー負けしないし
なにより扱えるルアーの幅が広いし
「これ1本でなんでもできる」というのが率直な感想で
使い勝手にとても満足しています
とまぁ概要はこんな感じで
使い込んでいくと更にいろんなことが見えてくるので
実際使ってみた感想を詳しく述べていきますね!
キャスト感覚 ~どんなルアーが投げやすい?~
釣りはキャストから始まる
というわけでルアーを投げるときの感覚からいきましょう
このロッドは竿先がMクラス
根本がMHクラスの硬さ表記になっています
この硬さ表記を設定したメーカーが
ユーザーに伝えたいメッセージって
こんな感じでとらえてくれたらいいと思います
「軽いルアーでも投げやすい柔らかい竿先!」
「でも大物にも競り負けない芯の強さ!」
みたいな感じです
具体的にどんなルアーを投げるのに向いているんですか?
想定されるルアーをリスト化して
早見表にしてみたのでそちらをご覧ください
適合ウェイト
※メーカー推奨 |
10~70g(ジグ)
10~60g(その他ルアー) |
ジグ | 10~20gの軽量ジグもよく飛ぶ
30~50gがベストマッチ 60g以上はベストではないが投げられる |
バイブレーション | 40gまでは投げやすい
それ以上重くなると力不足感がある |
プラグ類 | 25g未満の軽量プラグでもよく飛ぶ
ストレスなく飛ばせる限界重量は40gぐらいまで |
ジグヘッド | 7~10gまでの軽量ジグヘッドも投げやすい
40gのジグヘッドまでなら投げやすい |
全体として言えることは
「竿先が柔らかいので軽いルアーでもよく飛ぶ」ということです
かといって力不足なわけでもなく
主にライトショアジギングで使われる
40gまでのルアーであれば
ストレスなくキャストすることができます
特に「ジグを投げつつ軽いプラグもしっかり飛ばしたい」
という人には本当に理想的なロッドだと思っています
ショアジギングロッドあるあるですが
ジグは投げやすいけどプラグの投げやすさはおろそかになる
というロッドもありますからね(笑)
プラグが飛ばないことに不満を感じている方には
間違いなくおすすめできます
ちなみに重いルアーは苦手なんですかね?
結論から言うと
「投げることはできるけれども力不足感をかんじる」
というのが本音ですね!
メタルジグの場合はシルエットが小さくて
投げるときの空気抵抗が小さいので
多少重くても投げられるんです
でもバイブレーションやプラグ類
ジグヘッド&ワームとかになると
メタルジグよりも体積が大きくて
受ける空気抵抗が大きいんですよね…
だからルアーを投げる瞬間にも大きな抵抗を受けて
竿先がしなりすぎて戻らないので
あまり遠くには飛ばせないんです
だから重いものを投げようとなると
「投げることはできるけれども力不足感をかんじる」
というのがユーザー目線での本音です!
ルアーの操作感覚
キャストだけでなく
ルアーの操作面も大事ですよね
使いたいルアーをうまく使えず
ストレスを感じてしまうなんてこともあるので
そうならないように、あらかじめお伝えしておきますね!
図にまとめるとこんな感じ
ジグ | 30~50gがベストマッチ
60g以上は深場で使うとキツイ |
バイブレーション | 30g以上のものは深場で早巻きするのはキツイ |
プラグ類 | 30g台までのプラグ全般を非常に扱いやすい |
ジグヘッド | ただ巻き・その他アクションともに
キャスト可能な範囲なら問題なし |
ざっとこんな感じですね
浅い場所なら何を投げても問題ないのですが
深い場所なら水圧がけっこうかかってくるので
重いジグを深場の底からシャクったり
バイブレーションを深場の底から早巻きしたり
そういった負担の大きいアクションは不向きです
竿全体のパワーとしては少し弱いので
竿全体の反発力が弱くて
底から重いルアーを巻き上げるときに
竿があまりアシストしてくれず
リールを巻いている方の手に大きな負担がかかります
この点に関してはデメリットであると思います
一方で水面~表層を誘うプラグ類だと
とくに水圧が強くかかるなどの問題はないので
めちゃくちゃ扱いやすいです
ポッパーやダイビングペンシルなども
ミスダイブせずにアクションさせることもできますし
ミノーのジャーキングも非常にやりやすいです
具体的なイメージを映像で知りたい方は
動画も出しているのでそちらもどうぞ!
※オーバーゼアグランデ911M/MHでポッパーを使用して
サーフの青物(74cm)を釣った動画
※冬のサーフ ミノーで青物を釣る動画
最後にワームの扱いですが
ワームの場合はそれほど激しいアクションをしたり
爆速で巻くこともないと思うので
まったく問題なく扱えますね
魚とのファイト感 ~大物をかけても心配なし?~
ロッドが軽いけど
青物とのファイトとか大丈夫?
たぶんこの疑問は多いと思います
ぶっちゃけておきますね
使い方を誤らなければ全く問題ありません!
これは実釣を通じて実証済みです!
一応、魚種別で早見表にしてみました
ブリ系 | 80cmまでなら普通にファイトできる |
カンパチ・ヒラマサ | 大型は100%無理 |
フラットフィッシュ | 全サイズ◎ |
シーバス | 磯ヒラでなければ全サイズ◎ |
こんな感じですね
バットがMHクラスで強いみたいだけど
具体的にどのくらいの魚までなら大丈夫なの?
という明確な線引きをするとしたら
80cmまでのブリ系までだと思っています
ロックショアは別ですが
サーフや堤防から大物を狙ううえでは
問題ない強度だと思っています
ブリ系でいうとテトラ帯で60cm級の青物
高波のサーフで74cmの青物
凪のサーフで78cmの青物とこのロッドでファイトしましたが
どれもじゅうぶん余裕をもってファイトすることができています
さすがにゴリゴリのパワーファイトをするのは無理ですが
竿を曲げて獲る自分としては問題なしだと考えています
できるだけ中立の立場から具体的に述べるように意識してきましたが
記事の内容は参考になりましたでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました
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