ルアーでマゴチ釣り~効果的なルアーの動かし方・アクションを解説~

こんな人におすすめの記事です

これからマゴチをルアーで釣りたいけど

アクションや使い分けがよくわからない

おっしゃるとおりです…

 

 

自分もマゴチ釣りを始めたとき

いろんな釣り方やアクションがありすぎて

どれをどのタイミングで使ったらいいかいまいちわかりませんでした

 

 

同じようなことで悩んでいる方はきっと多いと思うので

そんな方々にむけて

「初心者のときの自分がこの記事を読んでれば手っ取り早かったのにな…」

と思えるような記事を書いていこうと思います

 

 

~お品書き~

★基礎編

・マゴチは底から50cm圏内を狙うのが基本

・いちばんカンタン!フローティングミノーのただ巻き

・基本はストップ&ゴー

・渋いときはリフト&フォールが効く

・低水温期はズル引きが効く

 

★ステップアップ編

・ルアーを見切られやすい日はボトムワインドが効く

・横に伸びた地形変化にはドリフトが効く

 

なお、初心者の方でもやりやすい

カンタンなアクションを「基礎編」として

 

ライバルに差をつけるために覚えておきたいアクションを

「ステップアップ編」としてまとめてみましたので

 

 

慣れてきたら「ステップアップ編」の内容も試してみてください

たのしみですね!

 

基礎編

マゴチは底から50cm圏内を狙え

まずは大事な前提からお話しておきます

一般的にマゴチは底から50cm圏内のものにしか口を使わない

と言われています

確かにこのとおりだと思っています

 

 

マゴチは浮きぶくろがない魚で

ヒラメのような跳躍力もない魚です

 

 

だから基本的には

底から50cm圏内にきたエサを待ち伏せして捕食しています

 

 

よって「底から50cm圏内を正確に狙い撃つ」

ということが最重要項目となってきます

 

 

この点をしっかりおさえた上で

ルアーのアクションを組み立てていく必要があります!

 

以下の章では具体的なアクションと

その使い分けを解説していきます

 

いちばんカンタン!フローティングミノーの【ただ巻き】

いちばん簡単な釣り方は

フローティングミノーを

浅い場所でただ巻きして釣ることです

 

 

ミノーはアピール力も高く

広範囲の魚にアピールすることができるし

何も考えずに投げて巻くだけで釣れますからね

 

 

他のルアーだと

巻いていくうちに底から浮き上がりすぎたりして

マゴチの捕食圏内から外れてしまうこともあるのですが

 

 

ミノーはリップの恩恵で

一定の深さをほぼ自動的にまっすぐ引いてくることができるので

「巻くだけで釣れる」という魔法のルアーなわけです

 

 

ただし使うミノーはフィールドの水深によって異なります

マゴチは底から50cm圏内を狙う

ということは

底から50cm圏内を攻めれるミノーを選ぶことが重要なんですね!

そのとおりです

 

 

フローティングミノーには

メーカーが設定した「潜航レンジ」が明記されています

「ただ巻きすると〇センチ潜りますよ~」という意味ですね

 

 

たとえば私の場合は水深1~1.5mほどのフィールドで

ミノーの釣りをすることが多いのですが

この場合は潜航レンジが何センチほどのものを選べばよいでしょうか?

 

ざっくり引き算すると50~120cmでしょうか?

そういうことです

 

 

 

50cm~130cm潜ってくれるミノーだと

水深1~1.5mほどの釣り場で使うと

キレイに底から50cm圏内を攻めることができます

 

底をベッタリ攻めるために

水深1.5mの釣り場に対して

潜航レンジ1.5mのミノーを使うのはダメなんでしょうか?

 

逆に潜航レンジが深すぎるものを選んだ場合は

底をズルズル引きずって

根がかりの原因となるんですよね…

1個2000円ほどなのでこの出費は世のお父様方には痛いはず…

 

 

だから釣り場の水深-20~50cmくらいの潜航レンジのルアーが理想ですね

 

 

魚を釣りつつ貴重なルアーを失わないためにも

このあたりの計算は避けて通れませんね

 

 

とはいえルアー探しを1からやっていくのも面倒だと思うので

 

個人的な推しにはなりますが(笑)

水深別でおすすめのミノーを早見表でまとめておきますね

 

水深 適合する潜航レンジ おすすめのミノー(潜航レンジ)
50~100cm 10~80cm カゲロウ124F(0~20cm)

バーティスR 140F SSR(30~50cm)

100~150cm 50~120cm FJバーティスR 125F(50~100cm)

サスケ120烈波(70~90cm)

サスケ140烈波(60~100cm)

サーフェスウィング147F(60~80cm)

150~200cm 100~180cm 魚道110MD(~150cm)

ショアラインシャイナーZ ランカーハンター130F-HD

(80~150cm)

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補足になりますが

ミノーを使用するのは水深2m以内の浅い場所が一般的です

それ以上深いところをミノーで攻めようと思うと

 

 

リップの長いものを使う必要があるのですが

あまりリップが長すぎると空気抵抗が大きく

飛距離が出ないのであまり使われません

 

 

よってこの記事では一応

水深2m未満の浅いところで

フローティングミノーを使用することをオススメしています

ミノーでの実釣動画です

お手すきの際に御覧いただけると幸いです

 

基本は【ストップ&ゴー】

マゴチ釣りの基本アクション

2つ目はストップ&ゴーです

 

 

やり方はカンタン

ルアーはジグヘッド&ワーム・シンキングペンシル

メタルバイブ・メタルバイブなどの

シンキングタイプのルアー(=沈むルアー)を使用して

 

 

着底後にリールを3~5回転させて

糸を張ったまま底まで落とす

着底したらまたリールを3~5回転…

 

 

この繰り返しです

 

 

こうするだけで

小まめに底にタッチしながら動かせるので

 

底付近をカンタンにキープしながら

ルアーを泳がせていくことができます

 

 

ルアーの使い分けですが

手前を攻めたいならジグヘッド&ワーム

沖を攻めたいならシンキングペンシルやメタルジグを使うとよいでしょう

 

 

渋いときは【リフト&フォール】が効く

釣りをしていると必ず出会う展開なのですが

ただ巻きやストップ&ゴーではなぜか反応がないな…

というときや

アタリがあるけどフッキングが決まらないな…

といったときが必ずきます

 

 

この場合、魚の活性が低い可能性を視野に入れて

魚の活性に合ったアプローチをする必要があります。

 

 

こうした場合に有効なのがリフト&フォールです

 

 

やり方はいたってシンプル

 

使用するのはジグヘッド&ワーム

シンキングペンシル・メタルジグなどです

 

 

まず、竿先を上にあおってあげて

ルアーを上方向に跳ね上げます

 

上に上がったルアーが

底に向けて落ちていくのを待ちます

 

ルアーが着底したら

竿先を下げながらリールで糸フケを回収します

 

糸を張ったのち、

もう一度竿先を上にあおって

ルアーを上方向に跳ね上げます

 

 

これを繰り返す感じですね

 

 

このアクションが渋いマゴチに効くのはなぜですか?

ルアーの移動距離をおさえながら

じっくり攻めることができるからです

 

 

リフト&フォールはアクションの性質上

ルアーが上下方向に動くことになりますが

 

 

上下にジグザグしながら進む分

手前方向への移動速度はそんなに早くないんです

 

 

逆にただ巻きだと、

ルアーが直線的に前に進んでいきますから

すぐに釣り人の手元にルアーが返ってきますよね?

 

 

マゴチの活性が低いときは

マゴチはあまり動こうせずにじっとしています

で、近くを通ったエサに対してたまに口を使ってくれる

といった具合になります

 

 

できるだけルアーの移動距離・速度をおさえて

マゴチの捕食圏内にルアーが滞在している時間を長くすることが

活性の低いマゴチを釣るための近道になります

 

 

そのため

移動距離をおさえながらネチネチと攻めることができる

リフト&フォールが有効となるわけなんです

 

 

低水温期は【ズル引き】が効く

前章で解説した「活性が低いとき」と同様ですが

晩秋・冬・初春などの低水温期にもマゴチの活性が下がり

マゴチの捕食範囲が狭くなります

 

 

底から50cm圏内という定説どころか

底から10cm以内しか食わないみたいなことになります(汗)

 

 

目安としては水温16℃を下回る

その傾向が顕著にあらわれてきます

 

そんな渋かったら

釣り方が難しくなるんじゃ…

 

それがね、攻略法は意外とシンプルなのですよ

 

 

有効なアクションはズル引きです

やり方はいたって簡単

 

 

根がかり覚悟で底をズルズルこすりながらゆっくり巻いて…

たまにストップを入れる

ただこれだけです(笑)

 

 

根がかりしそうで怖いですが

案外カンタンに釣れてしまいますのでぜひお試しを

ずる引きで初冬のマゴチを釣る動画です

低水温期の攻略のためにご参考にどうぞ

 

 

 

ステップアップ編

ルアーを見切られやすい日には【ボトムワインド】が効く

 

ベタ凪の日や潮が澄んでいる日

水中に光が差し込みやすく

水中がきれいで明るくなっています

 

そのためルアーが見切られやすくなります

 

 

そんなときに有効になるのがボトムワインドです

 

 

使用するのはジグヘッドとピンテールワーム

私がよく使うものだと

DUOのBR FISHとBR HEADの組み合わせがおすすめです

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やり方はこんな感じ

糸を張った状態から開始して

 

まずは竿先を下げて糸をたるませます

そしてリールを巻きながら竿先を上に跳ね上げます

そうすると竿先が上に向いたときに

糸をピンッと張ることができます

 

これを3回ほど繰り返してから

ルアーを底まで落とします

 

この動作を繰り返すのがボトムワインドの基本です

けっこう激しい竿さばきですね

ルアーはどんな感じで動くんでしょうか?

ルアーは水中で左右にキビキビと跳ねます

この動作を「ダートアクション」といいます

ルアーの泳ぎが左右に曲がりくねっている(英訳:wind)ことから

ワインドともいわれます

 

 

けっこうスピーディーで

激しいアクションなんですね

そういうことですね

このスピーディーなアクションが

ルアーの見切られやすいときに効果的なんです

 

 

まず、これはルアーフィッシングの基本なんですが

魚にルアーを見切られやすいときは

ルアーのスピードを上げるのが有効です

 

 

人間でもそうなんですが

速く動いているものはシルエットがぼやけて見えますよね?

 

 

たとえば野球の剛速球なども見えにくいですし

「猛スピードで走っている車のナンバープレートを見ろ」

って言われても

止まっているときよりも見えにくいですよね?

 

 

それと同じような感覚で

魚にとってもキビキビ動いているものって

シルエットがぼやけて本物の魚と区別がつきにくいんです

 

 

だからこそ、

潮が澄んでいるときなど

ルアーが見切られやすいシチュエーションでは

ワインドなどのキビキビとした動きで

魚にルアーを見切らせないようなアプローチをするのが効果的なんです

なるほど!

 

ロッドワークや使いどころなど

詳しく動画で解説しております

 

 

横に伸びた地形変化には【ドリフト】が効く

 

マゴチ釣りをしていると

「横に伸びた地形変化」というものに必ず出会います

イメージしにくいんですが

どんな感じの地形ですか?

 

イメージはこんな感じです(マイポイントがモデル)

 

流れによって手前の砂が掘られて深くなっていて

沖はあまり流れに掘られておらず浅い地形になっています

 

 

この浅場と深場の境目となる地形変化は

横方向にのびていますよね?

こういった地形変化のことを

「横に伸びた地形変化」と記しています

 

 

ちなみにこの場合、

沖の浅場と手前の深場の境目の地形変化に

マゴチがついていることが多いんです

 

この地形変化に対して

たとえばルアーをまっすぐ投げて

まっすぐ巻いてきたとします

それも間違ってはいないんですが

マゴチがいそうな浅場と深場の境目を通すことができるのはほんの一瞬だけだし

かなり狭いピンポイントに対してしか

ルアーを通すことができません

 

これでは非効率で

短い時合を逃してしまうわけなんです

 

 

こうした地形変化を効率よく狙うために

ドリフト釣法というのがあるわけなんです

 

 

ここから先はドリフトのやり方を文章でお伝えしていきますが

イメージしにくい場合は動画を通じてご覧ください

コチラの方が実際の巻き速度などもイメージしやすいかと思います

 

 

 

使用するのは

フローティングミノーやシンキングペンシルです

 

まずは上流側に向けてルアーを投げます

 

次に流れまたは風の力を利用して

糸を横方向に流してやります

※糸を横に流しているときはリールを巻かない

糸が地形変化のあるゾーンに対して

ほぼ平行なコースを描くようになったら

リールを巻き始めます

 

 

このときルアーは

糸が描いたコースに沿って引っ張られていきます

つまりこの図の場合だと

黄色く示した糸の描いたコースを

ルアーが泳いでいくということになるわけです

 

 

こんな感じで横長に伸びた地形変化に対して

ルアーをドリフトさせてアプローチすると…

 

たった1投するだけで

赤色で示した広いエリアを攻めることができるわけです

 

↓みたいにまっすぐ投げた場合よりも

だんぜん効率よく攻められそうですね!

 

 

ちなみに、基本的にはミノーのドリフトが主流なのですが

地形変化までの距離が遠くてミノーでは届かない場合は

シンキングペンシルを使います

 

 

シンキングペンシルはミノーよりも飛距離が出る

沈む速度もゆっくりなので

ゆらゆらと底付近をドリフトさせることができますからね

 

 

最後に私がドリフトで使用するルアーを

いくつかご紹介しておいて

この記事の締めくくりとしたいと思います

 

★ミノー編

 

 

★シンキングペンシル編

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