こんな人におすすめ
これからマゴチ・ヒラメ狙いを始めようと思うけど
どのワームがいいかわからない
という方におすすめです
ワーム選びは沼です
私もひとりでフラットフィッシュの釣りを初めたので
最初はよくわからなくて悩みました
だから気持ちはめちゃくちゃわかります
「釣れる」と言われて触発されては
買っては使い、使ってはなくなり、ときには釣れて
釣れたら別のカラーを買って
釣れなかったら別の種類のワームを買う
そんな散財の日々を過ごすことになりました
ひとえに「どれがいいかわからないから」というだけでねw
でも予算と時間は限られているし
あまり無駄なお金を浪費して
無駄に時間を過ごすわけにもいきませんからね
だから今回の記事では
自分がたくさんのワームを使ってきて
「これはおすすめできる」というワームをご紹介したり
そもそもワームは何を基準に選ぶの?
という本質的なところにも触れていこうと思っています
なお、初心者の方によくわかるように
丁寧に説明していくつもりですが
「そのぐらい知ってるよ」と思う場合や
長々として退屈な場合は
興味のあるところだけ読んでいってくださいね
内容はこんな感じ
【前提】ワームは何を基準に選ぶ?
天候・水質・活性・人の多さによってアピールを調整する
→異なるアピール力のワームをいくつか用意するのがおすすめ
【本題】種類別おすすめワーム
シャッドテール
→大きいシルエットと強い波動でアピール
グラブ・カーリーテール
→大きいシルエットだけど波動は微細
ピンテール
→シルエットが小さく波動も微細
だいたいこんな感じですね
ではさっそく参ります
【前提】ワームは何を基準に選ぶ?
天候・水質・活性・人の多さによってアピール力を調整する
当たり前のことなのですが、まず初めに伝えたいポイントが1つ
ワームによってアピール力が異なります
それを、天候・水質・魚の活性・人の多さを考慮して
状況によって使い分けるというのが基本です
そんなサラっと言われても・・・
まぁ順を追って解説していきますね
まず、アピール力の強いワームのメリットは
よく目立つので魚から気づいてもらいやすいこと
だからアピール力の強いワームの使い所としては…
・空が暗いとき(朝イチ・夕方・曇り・雨など)
・波が荒くて海中に光があまり差し込んでいないとき
・濁っていて水中の視認性が悪いとき
・流れが強いとき
・広いフィールドで活性の高い魚を探したいとき
という感じになります
そもそもワームはアピールが微細な部類のルアー
魚がルアーに気づいてくれなければ元も子もないですからね
曇り空・濁り・波などで海中の視認性が悪いとき
河川や潮の流れが強くて
ワームが泳ぐときに出す「波動」が伝わりにくいとき
広いフィールドで魚のつき場がはっきりしていないときは
アピール力の強いワームで広範囲の魚に
ワームの存在を伝えてやる必要があるというわけですね
でもアピール力の強いワームのデメリットは、
魚から目立ちすぎて「偽物だ」と見切られやすいことなんです
強いワームがNGになるシーンとしては
・日中の晴れた時間
・ベタ凪で波がないとき
・河川や潮の流れが弱いとき
・人が多くて魚が警戒しているとき
などが挙げられます
日中の晴れた時間
とくにベタ凪で海中に光が直接差し込んでいるときは
魚にワームの存在が伝わりやすいです
そんな中に強いワームを入れると
もちろん警戒されるのは目に見えています
だからそんなときはアピール力の弱いワームを入れてやる
というのが基本になってきますね
そしてアピール力の弱いワームは
・日中の晴れた時間
・ベタ凪で波がないとき
・河川や潮の流れが弱いとき
・人が多くて魚が警戒しているとき
といった場面で活躍してくれるわけです
こういった理由から
闇雲にワームを買うのはNGですが
少なくともアピール力の異なる複数のワームを使い分ける
ということが釣果を出すうえで大事になってくるわけです
なるほど
でも具体的にアピールの強いワームと
アピールの弱いワームって
どうやって見分けるんですかね?
それもふまえて次の章で解説しますね!
個人的おすすめワーム
この章では、アピール力別におすすめワームを紹介していきますが
その前に前章の続きにはなりますが
ワームのアピール力を決める要素は
①波動の強さ ②サイズ感 ③カラー
以上3点です
ワームが泳ぐときに出す波動が強くて
サイズが大きくて
カラーが派手なものは目立ちやすく
逆に波動が弱くて
サイズが小さくて
カラーがナチュラルなものは目立ちにくい
ということになります
このアピール力の強さは
ワームの種類によって異なるので
アピール力が強い順に
①シャッドテール
②グラブ・カーリーテール
③ピンテール
この順でそれぞれの特徴と
具体的なおすすめワームを記していきます
シャッドテール
シャッドテールワームは最もシルエット感が大きく
最も波動の強い部類のワームです
フラットフィッシュでワームとして
最もオーソドックスでよく使われるのがシャッドテールですね
ある程度の速度で巻いてやると
テールをブリブリ振ってくれるので
強い存在感をアピールしてくれます
ただし、テールが大きくて重々しい分
ワームをデッドスローで巻くと
テールがそんなに動いてくれないこともあるし
何よりシルエットが大きくて
アピール力の強いワームを遅く巻くと
魚から見切られやすいので注意が必要です
①BlueBlue ジョルティ
個人的な印象ですが
初心者の方に最もおすすめできるのがジョルティです
サイズ感は4インチと平均的
ワームの素材は強くて丈夫
硬い素材のワームがしっかり水を押してくれて
強い波動でアピールしてくれます
波動を強くしつつも
デッドスローで巻いてもテールが動くように
テールの大きさがいい感じのサイズ感に調整されているのもポイント
しかも細身のシルエットで見切られにくいという
強いアピール力と見切られにくさのバランスをとれた
優秀なワームであるといえます
そしてジョルティの純正ジグヘッドが優秀で
浅い場所でも底を擦らないように浮き上がりがいいです
かといって浮き上がりすぎず
ナチュラルな水平姿勢で泳いでくれるので
いい感じの速度で巻きながら底付近のレンジを
ミノーのようにキープすることが可能なんです
そしてジグヘッドとワームがよく水を掴んでくれるので
リールをただ巻いているだけで
いい具合に重い引き抵抗を感じます
だから荒れた海や流れが強い環境であっても
ワームがどの辺を泳いでいるかわかりやすいし
「流れの変化」を非常に理解しやすいんですね
重さのラインナップとしては
15g・22g・30g・45g・55gとありますが
重さ選びの基準としては
水深1〜2m:15g
水深3~4m:22g
水深5m以上の漁港等:22g〜
という感じになります
釣りブームのときは入手困難でしたが
今となってはブームが落ち着いてずいぶん入手しやすくなりました
だから1軍入り間違いなしですね!
ジョルティでの実釣動画もありますのでぜひこちらも
②メジャークラフト 浜王
さきほどご紹介したジョルティは少しお値段が高くて
「高くてちょっと…」となる場合は安価な浜王がおすすめです
実は、浜王は私が初めてマゴチを釣ったワームで
ジグヘッドつきで売られているため
買ってすぐ使えるという点で
初心者だった自分もあれこれ考えずにすんなり使えました
全体的に太いワームでアピールが強く
テールはジョルティよりも大きくて強くスイングしてくれます
だから朝イチの時合など、
活性の高い個体を探したいときには非常に有効ですね
そのアピール力の強さから
青物狙いでも使う人もいるぐらいですよ!
③バディーワークス フラッグシャッド
フラッグシャッドはバディーワークスが展開する
5種類のワームのうちのひとつ
その中でも最もアピール力が強い
シャッドテールワームのラインナップが
フラッグシャッドになります
持ち前の大きいテールが
ブリブリとスイングしてくれるので
強いアピール力で広範囲の魚を誘ってくれます
ワームの素材はこんにゃくのようなプニプニ感で
素材の硬いジョルティとは対照的
柔らかい素材のほうが
魚の食い込みに対して深く食い込んでくれるので
マゴチやヒラメがワームをくわえてから
フッキングを決めるまでの間に
しっかり口でくわえたままホールドしてくれるのがいいところですね
ただし、テールが重いゆえ
デッドスローでゆっくり巻くとテールが動いてくれないので要注意です
サイズは4インチと5インチがありますが
オーソドックスなのは4インチ
これでもじゅうぶんにアピールが強いのですが
さらにボリュームを増量して
アピール力を増したいなら5インチですね
4インチは泳ぐときにハイピッチでテールを振ってくれるのに対し
5インチは大きくゆったりテールをスイングしてくれるのが特徴です
まぁそこはめちゃくちゃ気にしなくても大丈夫な部分です
フラッグシャッドは
ワーム・ジグヘッド別々でバラ売りされているのですが
同社のジグヘッド99ヘッドとセットでも売られています
そして私も99ヘッドを愛用しているので
99ヘッドについても言及しておきます
99ヘッドは浮き上がりの良さと
水つかみがよくて流れがの変化がわかりやすいのが強み
まず、ヘッドの形状的に
水流を下方向に受け流してくれるので
浮き上がりが非常にいいです
浅いサーフでも底を擦らずに引いてくれるし
ジョルティよりスローに巻いても
底スレスレのレンジをキープしてくれます
もちろん竿を立てて速めに巻くと
中層まで浮かせることができるので
上のベイトを意識しているヒラメにも効果的なんですね
そしてヘッドの前部が平らになっているので
水つかみが非常にいいです
だから流れをとらえる感度がよくて
「ここで流れが変化しているなー」という点も
非常にわかりやすいのが強みですね
99ヘッドを主題とした動画も出しているので
イメージが浮かびにくい方はよかったらそちらもご覧ください
③バディーワークス フラッグライト4インチ
フラッグライトはバディーワークスが展開する
5種類のワームのうちのひとつ
シャッドテールワームの中では異色で
アピール力が微細なフィネスモデルです
サイズ感が小さくテールは小さめ
天候や水質的に見切られやすい状況や
人が多くて魚が警戒している状況で
強いシャッドテールワームではアピールが強すぎる
という場合にかなり活躍してくれます
私もフラッグライトにはお世話になっていて
冬の水温が下がって水が澄んでくる時期に特に有効な印象です
水温が低かったら魚の動きがスローになるのですが
冬の澄んだ水の中でルアーをスローに巻くと
もちろんルアーが見切られやすくなるので
アピール力が強くて目立つワームだと
たちまち見切られてしまいます
でもシルエットが小さくて
アピール力の弱いフラッグライトなら
澄んだ水の中でスローに巻いても見切られません
あと、デッドスローで巻いても
テールがピロピロ動いてくれるのでそこも長所ですね
合わせるジグヘッドは同社の99ヘッド
99ヘッドについては↑で述べたので説明は割愛しますね
グラブ・カーリーテール
フラットフィッシュワームでは
グラブ・カーリーテールと呼ばれる変わった形のワームもあります
グラブとカーリーテールはよく似た形状ですが
自分なりには一応区別して使っています
まず、テールのシルエットが大きいのがグラブ
テールが細長くなっているのがカーリーテール
グラブのほうがシルエットや波動によるアピールが強く
カーリーテールのほうがシルエットが細くて
波動によるアピールも微細です
グラブとカーリーテールの長所は2つ
・デッドスローで巻いてもよく動いてくれること
・ヒラヒラとした不規則な動きでリアクションバイトを促せることです
だから低水温期など
魚の動きがにぶくなってきて
ゆっくり巻かなければならない状況にも有効だし
濁りがある状況で
ゆっくりワームを見せてやらないと
魚が見つけてくれない状況や
深いフィールドで
ゆっくり巻かないとワームが浮き上がってしまう
という場合にも有効ですね
浅い場所だと逆に、あえて速く巻いて
口を使わない魚に「 ん!?なんだこれは!?」
と思わせて反射的に食わせることもできます
ただし、どうしてもシルエットが大きくて動きも特殊なので
キレイな海の中で長く使いすぎると
魚から警戒されてしまうというデメリットもありますね
①バディーワークス フラッググラブ
フラッググラブはバディーワークスが展開する
5種類のワームのうちのひとつ
その中でもフラッグシャッドの次に
2番目にアピール力が強いモデルです
私の通う和歌山のフィールドでは
フラッググラブのアピール力がちょうどいいので
最も実績があるワームですね
主に同社の99ヘッド14gに合わせるのが
オーソドックスなパターンですが
ダウンショットリグ・ヘビキャロなどの
スローに巻くタイプの仕掛けで使用するときにも
ゆっくり巻いてもピロピロ動いてくれるので重宝しますね
実際に動画の方でも公開していますので
よろしければそちらもご覧ください
5インチと6インチがありますが
5インチがオーソドックスで
濁りがあるときは6インチがおすすめですが
ワーム大きければ大きいほど
魚がワームを飲むまでに時間がかかるので
5インチが無難じゃないかな?と思っています
②バディーワークス フラッグカール
フラッググラブはバディーワークスが展開する
5種類のワームのうちのひとつ
その中でもフラッグシャッドの次に
2番目にアピール力が強いモデルです
私の通う和歌山のフィールドでは
冬になると水がキレイになってくるので
フラッググラブではアピールが強すぎて見切られてしまう
といった場合にはフラッグカールを使用しています
フラッググラブではアタリがなくなって
少しアピールを弱めたら
渋い魚でも口を使ってくれるかな?
という状況で使用しています
こちらもフラッググラブと同じく
5インチと6インチがありますが
5インチがオーソドックスで濁りがあるときは6インチがおすすめです
ワーム大きければ大きいほど
魚がワームを飲むまでに時間がかかるので
5インチが無難じゃないかな?と思っています
ピンテール
ピンテールは最もアピール力が弱い部類のワーム
シャッドテール・グラブ・カーリーテールなどでは
全く反応がない場合はピンテールの出番です
ピンテールはアピール力が弱いので
活性が高い魚を探すとき
空が暗いとき・波が荒いとき
濁りが強いときなどには不向きですが
潮が澄んでいるとき
晴れているとき
人が多くて魚が警戒しているときなど
魚が簡単に口を使ってくれない状況で威力を発揮してくれます
①deps デスアダー
もともとはバスワームですが
海でも使えちゃうのがデスアダー
ピンテールといっても
アピール力が微細すぎるというわけでもなく
ダウンジャケットのモコモコのような感じで
全身に「リブ(くぼみ)」が入っていて
これが水をよく掴んで
全身をブルブルとふるわせてくれます
つくりが細かくて
細いテールの部分にもリブがあることで
ただ巻きするだけでテールがピロピロとなまめかしくアピールしてくれます
フラットフィッシュ狙いでは
5インチか6インチがおすすめ
これはデスアダーの短所でもあるのですが
素材が柔らかくて風の抵抗で飛行姿勢が乱れやすいので
飛距離を稼ぎたいなら5インチ
サイズ感を大きくしてアピール力を重視するなら6インチがおすすめです
②ダイワ ミドルアッパー4.2インチ
最後は激渋のときの最終兵器 ミドルアッパーです
シーバスで有名な職業釣り師「オヌマン」監修のワームですね
非常に柔らかい素材で
耐久力としては心配なところがあるのですが
その分、微細なアピールで
魚が思わず口を使ってしまうワームです
サイズ展開はたくさんありますが
フラットフィッシュに使うなら
シルエットの大きい4.2インチがおすすめですね
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