大阪湾での大型青物狙いにダイビングペンシルをおすすめする理由【ショアジギング】

技術解説

大阪湾にダイビングペンシルの時代がくるという確信

 

2024年9月11日 残暑が長引く夏でしたが、

小潮・ベタ凪・ハイプレッシャーの中で

ダイビングペンシルに水面が炸裂

 

 

 

300人ほどの釣り人がいる貝塚人工島で

おそらくこの日唯一のブリが出ました

ヒットルアーはララペン125F シラスの切り札

 

 

ダイビングペンシルの中では小型の部類に入るルアーですが

これがこの日の大型青物を釣る唯一の答えでした

 

 

※当時釣れた理論については動画にしました

 

 

このときに

「 大阪湾でダイビングペンシルが大活躍する時代がくる」

という確信がうまれました

 

 

 

晩夏の残暑きわまるこの日に

ダイビングペンシルが有効だった理由は別の記事で述べるものとして

 

 

今回の記事ではあくまで自説ではありますが

大阪湾で小型のダイビングペンシルが

特に大型青物に対して有効になってくるのではないか?と

自分が考えている理由を述べていきたいと思います

 

 

大物釣りにおいて「フィネスは正義」ではない

まず、2024年現在で新発売のルアーがいくつかありますが

釣具店の新発売品の棚をまじまじと見てみましょう

 

 

すると発売されているルアーの傾向に気づくはずです

 

 

まず最近(2024年)の傾向として

流行が影響しているのもありますが

ブレードジグ・小型バイブレーション

弓角( 遠投マウス)・青物用ワームばかりが目立ちます

 

 

個人的な意見ではありますが

これが大阪湾の現状を反映しているんじゃないかと思ってます

 

 

ジグは主役ではなくなり

小さいブレードが主役となり

ジグはブレードを飛ばすための「オモリ」になっています

 

 

さらに、アピールが弱くて食わせ能力に特化した

ワームのラインナップも増え始めていますね

 

 

短くまとめると大阪湾のみならず

各地の釣り場の現状に即して

「ルアーが小さく・アピールが弱く 」なっていく傾向が顕著です

 

釣り業界用語でいうと「フィネス化」が進行しているということですね

 

 

どんどん、小さくて弱いルアーが求められる理由って何でしょうか?

 

 

私はこう考えています

大阪湾は年々キレイになっていて

ルアーが見切られやすくなってきているけれども

釣り人の数は多いままで、魚の警戒心が高まりやすい

 

 

釣り場の減少もあいまって

アングラーは一部の釣り場に集中します

だから余計にハイプレッシャーになっているわけですね

 

 

だからこそ魚に見切られないようにするために

ルアーを小型化したり

ワームのようにアピール力を弱くするという形で対応している

 

 

というのが私の見解です

 

 

「釣りブーム」と言われた2020年〜2021年には

「どんどん目立つように」というコンセプトで

目立つカラーや大きいルアー、

波動が強いルアーが発売されていましたが

その現状は変わりつつあるわけですね

 

 

でもよく考えてみてください

 

小さくて弱いルアーでさえも

魚が見切りはじめたら

そのあとはどうするんでしょうか?

 

 

「小さくて弱いルアーをさらに早巻きして見切られないようにする

という風潮が生まれたあと

ルアーをさらに小さく・弱くするという流れが生まれる

自分はこう考えています

 

 

 

でも、ここで大事な問いを投げかけますね…

 

 

それで魚のサイズは選べますか?

 

大型の青物が偶然釣れることはあっても

それを狙って釣ることはできますか?

 

 

 

実は大型の青物ほど

狩りをして小魚を食って消化するまでの

「エネルギー収支を計算することができる」という説があります

 

 

仮に小魚1匹が100キロカロリーだとして

これを狩るために50キロカロリー使い

消化するために20キロカロリー使えば

 

 

計算すると100ー50ー20で

30キロカロリーのプラスになります

 

 

この場合は狩りをするメリットがあるので

青物はその小魚を狩るという選択をとります

 

 

逆にロリーの少ない小魚がハイスピードで逃げている場合

追いかけるためのエネルギー消費が割に合わないので

大型の青物は狩りをしないという選択肢をとります

 

 

以上の点をふまえて最近のルアーの傾向の話に戻ります

 

 

ルアーが小さく・弱く

そしてさらにそれすらも見切られないように

速く巻くといった傾向が進んでいくと

それこそ「 カロリーの少ない小魚がハイスピードで逃げている

という姿しか演出することができません

 

 

となると好奇心旺盛な小型の青物なら食ってくるものの

大型の青物はルアーに食いつかず

大型の個体を狙って釣ることは厳しくなるでしょう

(偶然釣れることはありますが)

 

 

こうした理由から私は

見切られないようにルアーを小さく・弱く・速くしていくこと

つまりルアーのフィネス化やハイスピード化は

大物を狙って釣るうえでは逆効果だと考えています

 

 

ダイビングペンシルは「神の一手」になるかもしれない

では逆に、ルアーを大きくしてゆっくり巻けば

大型の青物は「カロリーの多いエサが楽に食える速度で動いている!」

と感じてくれて、口を使ってくれるのでしょうか?

 

 

答えはNOです

水がクリアになりつつあるハイプレッシャーフィールドで

大きいルアーをゆっくり巻くと見切られるので

結局食わないわけなんです(難しい・・・)

 

 

 

でもこの点を解決してくれるルアーが存在するんです

 

つまり「大きくて・ゆっくり動かせて・見切られにくい

という条件をそろえたルアーってことです

 

 

それがダイビングペンシルだと私は考えています

 

 

ダイビングペンシルはトップウォータープラグなので

巻くと水面〜水面直下でキビキビした動きをして

巻きを止めると頭を浮上させて立ち浮き状態になります

 

 

キビキビした動きをするため

これって速い動きなんじゃないか?

と勘違いしてしまいがちですが

 

 

ダイビングペンシルでは1アクションごとにストップを入れるので

ジグ・ミノー・バイブなどをただ巻きするよりも

移動スピードが遅くなるんです

 

 

動きが遅ければ見切られやすくなるのでは?

と感じるかもしれませんが

トップウォータープラグは見切られにくいという

「トップの特権」を持っているので安心です

 

 

水面で泡をまとってシルエットをぼかすことができる

水面は空から入る光がまぶしくて

ルアーのシルエットがはっきり見えなくなるため

トップウォータープラグには「見切られにくい」というアドバンテージ があるんです

 

 

 

するとどうでしょうか?

 

ジグよりもシルエットの大きい

トップウォータープラグ(カロリー大)

 

エサを追い込みやすい水面付近

 

死にかけたベイトの最後の足掻きのようなアクション

 

食えそうなスピードで泳いでいる

 

しかも見切られにくい

 

 

 

使用する状況は選ぶかもしれませんが

大型青物が口を使ってくれそうな

すべての条件が揃うわけです

 

 

こうした理由から、

水がクリアになりつつある大阪湾で

トップウォータープラグが・・・

とくに130mmクラスの小型ダイビングペンシルが有効になると私は考えています

 

 

ポッパーではアピール力が強く

潮が澄んでいて人が多い状況だと

アピール力が強すぎてむしろ魚を警戒させてしまうかもしれません

 

 

そんな中でダイビングペンシルのアピール力はポッパーよりも弱く

ハイプレッシャーな状況でも問題なく食わせられるとかんがえています

 

 

以上、私が大阪湾で釣りをしてきたなかで

ダイビングペンシルが主役になってくるのでは?

と感じた理由を述べました

 

実際に釣った映像もあるので

そちらもご覧いただけると幸いです

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

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