こんな人におすすめ
これからショアでボトムワインドを始めたいけど
どんなジグヘッドを選べばいいかわからない…
ボトムワインドのジグヘッドの重さって
何を基準に決めたらいいのやら…
こうしたお悩みで困っている方が対象です
正直めっちゃわかります…
詳しい人が近くにいなければ
どれがいいか教えてもらえることもないので
手あたり次第に買って試してを繰り返して
いつの間にかけっこうお金が飛んでるなんてこともザラです
自分もその一人でした(笑)
でも時というのはすごいもので
あれから数年たって
ある程度ボトムワインドに慣れて
いろんなアイテムを使うようになったので
その立場から
オススメのジグヘッドや重さの選び方などをご紹介していこうと思います
※ショアの釣りに限ります
ボトムワインドのコツや使いどころなどについては
自身の拙いコンテンツではありますが
Youtubeで公開させていただいています
困っている方にとって
ご参考になるようでしたら幸いです
ジグヘッドの重さの決め方
私の場合、ジグヘッドの重さは
そのフィールドの水深を基準にきめています
他にも潮の流れの強さや
当日の風の強さによって多少の変動はありますが
基本的にウェイト選びの軸を決める
最大のファクターは水深です
加えて、これは自論ですが
適正ウェイトかどうかを判断する基準は
ロッドアクションを3~4回ほどしてから着底させたときに
1~2秒程度で着底するぐらいが目安だと考えています
すぐに着底してしまったり
底をゴリゴリ擦ってしまう場合は
重すぎるウェイトを選んでいる
逆にアクション後~着底までのカウントが長すぎる場合は
ジグヘッドが浮きすぎているので
選ぶジグヘッドが軽すぎる
ということになります
でもまあ、ジグヘッドを買っては試して…を繰り返して
答えを見つけていくのは面倒だと思うので
自身の結論ではありますが
みなさんがショートカットできるように
重さ選びの指標を表にまとめておきますね
水深 | 適正ウェイト | 備考・補足 |
1~1.5m | 7g(=1/4oz) ± | 大潮の干潮で干上がってしまうような水深の場所を指す
「手前だけ極端に浅い」といった場合は5gも可 潮が速かったり風が強い場合は10gを使用 |
2~2.5m | 10g(=3/8oz) ± | 手前だけ極端に浅い場合は7gも可
潮が速かったり風が強い場合は12~14gを使用 |
3~8m | 14g(=1/2oz) | アクション後~着底まで時間がかかる場合は
ロッドアクション1回につきリール1/2回転でやるとよい |
9m以上 | 14~21g
(=1/2oz ~ 3/4oz) |
アクション後~着底まで時間がかかる場合は
ロッドアクション1回につきリール1/2回転でやるとよい |
※「±(プラスマイナス)」表記について
軸となるグラム数は表記していますが、
「備考・補足」に記された状況に応じて
重さを前後させてくださいという意味です
少し補足しておきます
水深が1~2m台の浅いエリアでは
7~10gのジグヘッドがおすすめと表記しているのですが
強風(特に横からの風)が吹き荒れる場合は
そもそもボトムワインドをオススメしません
糸フケが出すぎて着底感覚がほぼわからないし
軽いジグヘッドは飛ばないからです
かといって極端に重いジグヘッドを使っても
一瞬で着底して底をズルズル擦ってしまうことになります
まあでも、
それでもやりたいMな人は一定数いると思うので(笑)
一応「強風の場合はウェイトを少し増やしましょう」
と表記しています
また、深いエリアでボトムワインドをする際は
ジグヘッドとワームが浮き上がりやすくなるのですが
14~21gでほぼ確定だと思っています
というのも
ワインドをする際は
ロッド1シャクリあたりリール1回転
という形でアクションさせるのが基本ですが
これで底から浮き上がりすぎる場合は
1シャクリあたりリール1/2回転にしてやれば
ジグヘッドの移動距離を短くすることができて
底からの浮き上がりをおさえることができるからです
これ以上重いものをアクションさせるとなれば
ジグヘッドを跳ねさせるために強い力が必要になり
それこそ、長くて硬いロッドが別途必要になってくるので
できるだけコンパクトな荷物量でランガンしたいから
どのウェイトを投げるにしても1タックルで済ませたい
という方にとってはいちいち面倒だからです
長々と恐縮ですが
「ウェイト選びについて知っておくと得をする」
という情報を最大限提示できるとすれば
こんな感じですね!
おすすめのジグヘッド5選
さて、ここからは
実際に自分が使ってみて
「これはよかったぞ」と思ったジグヘッドを
ガンガンご紹介していこうと思います
オンスタックル【ZZ Head】
ラインナップは
7g・10g・14g・20g・21g
28g・42g・56g
まぁ、28g以上のものはオフショアの仕様ですね
オンスタックルのZZ Headは一言でいうと
ワームの釣り初心者にとって最もオススメできるアイテム
と言えます
その理由は
ワームをジグヘッドに刺し込むのが簡単だからです
ZZHeadを実際に使ってみると
ジグヘッド後方の突起を
ワームの中心部にまっすぐ刺し込むだけで
ワームを簡単にセットできます
普段からあまりワームの釣り
ジグヘッドを使用した釣りをしない人にとっては
ジグヘッドにまっすぐワームを刺すのが難しい人も多いはず
しかもまっすぐ刺せなければ
きれいなアクションをしてくれないんですよね…
私も最初はそうでした
そんな人にやさしく
簡単にワームをまっすぐセットできるアイテムが
ZZ Headというわけです
ただし根がかりが多いフィールドに弱いのがマイナスポイント
この記事でご紹介するほかのジグヘッドは
すべて針が上側についているのですが
ZZ Headは上向きの針がなく
ジグヘッドの下側のアイに
トレブルフックをつけるようになっています
つまり針は底の方を向いています
ということは
岩の多いフィールドなどで使用すると
底の障害物に根がかりしやすいというわけです
針が上向きのジグヘッドの場合
下向きの針をつけずに
ジグヘッド単体でボトムワインドをすれば
魚のフッキング率こそ下がりますが
根がかりする確率も軽減することができます
そうした融通がきかないという点では
ZZ Headは根がかりの多いフィールドには不向き
といえると考えています
フジワラ【ムゲンヘッド】
最も安価でラインナップに優れたジグヘッド
それがムゲンヘッドです
まさかのグラムによっては4つ入りで280円という格安の設定です
私の行くポイントは根がかりが多いのですが
ロストしても安心な価格なので
私もめちゃくちゃ愛用しています(笑)
ラインナップは3.5g・5g・7g・10g・14g・20g・28g…
ショアだけでなく
オフショアのウェイトもあってけっこう多彩です
針の形状によって複数のラインナップがあり
適合するワームが変わってくるので
だいたいの目安となる「早見表」をつくってみました
ワームサイズ | 適合するヘッド | 備考・補足 |
2~3インチ | ムゲンヘッド ショートシャンク | ワームが小さくて短い場合は
ショートシャンクのモデルがおすすめ |
3インチ以上 | ムゲンヘッド(無印)
ムゲンヘッド ロングシャンク |
上下両方にフックをつけたい場合は
ムゲンヘッドアシストを使用 ただし少々割高です |
でも安いってことは
100均のジグヘッドみたいに
すぐに壊れたり錆びたりしないかな?
と心配な方もいると思いますが
全然錆びないし針先もピンピンに鋭いです
だからメーカーの努力のたまもので
安くて刺さりがよくて
耐久性にも問題がないものが仕上がっているのだと考えています
ちなみに根がかりが多いフィールドで使用する場合は
ジグヘッド単体での使用をおすすめします
逆に砂地で根がかりの心配がない場合は
少し値段が上がりますが
ムゲンヘッドアシストを使用し
下側にトレブルフックを装着するといいでしょう
カルティバ【静ヘッド】
ムゲンヘッド並みに安い
定番中の定番ジグヘッドが静ヘッドです
グラムによっては4つで300円の破格の設定です
用途としては
ただ巻きで使用することを前提に作られていますが
もちろんワインドもできます
なんといって素晴らしいのは
ウェイトのラインナップの広さです
5g・7g・10g・12g・14g
16g・20g・24g・30g・36gと
いちばん使用することの多い10g台のウェイトが
ほぼ2g刻みで売られているのです
水深や流れの強さによって
ほんの少しだけ重さを調整したいな
と思った場合に非常に便利なので
このラインナップはありがたいことですね
ただし針が太く
ワインドでよく使用される細身のワームを刺すと
ワームがはちきれそうで心配になるときがあります
なので基本的にはマナティなどの
ファットなシルエットのワームに合わせると
針の太さとしてはちょうどいいのでオススメだと思います
※注意
同じくカルティバの「ぶっ飛び静ヘッド」は
ラインを結ぶアイの形状的に
ワインドには不向きなので注意してくださいね
DUO【BR Head】
価格でいうとムゲンヘッドには及ばないのですが
2番目くらいに安いのがDUOのBR Headです
ラインナップは3g・5g・7g・9g・12g・14gと
軽いウェイトの層が厚いです
特筆すべきは
針の刺さりやすさです
針先が非常に鋭く刺さりがいいので
たとえジグヘッド単体だったとしても
高いフッキング率で魚を仕留めることができます
更に専用のワームBR FISH 3.3インチは
柔らかい素材で魚の吸い込みがよく
丸呑みされることがしばしば…!
ワームの食い込みの良さと針の鋭さが重なって
絶対にバレない食い方をさせることが可能です
こちらを使用した動画も出しているので
ぜひご覧ください
【終わりに】各ワームの専用ジグヘッドじゃなくても大丈夫
全体的な注意点ですが
これだけはお伝えしておきます
メーカー各社がそれぞれジグヘッドとワームを出していますが
各ワームの専用設計のジグヘッドでなくても
キレイにワインドアクションをしてくれます
今回ご紹介したムゲンヘッドは
専用のワームは存在しないのですが
私はDD8 3インチやBR FISH3.3インチ等
メーカーから専用のジグヘッドがリリースされているワームでも
普通に適合します
だからあまり気にしすぎる必要はなく
ひとつのジグヘッドでいろんなワームに対応することができる
というざっくりとした考えでいいと思います!
以上、ボトムワインドのジグヘッドの重さ選びと
オススメジグヘッドでした!
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