こんな人にオススメ
・サゴシの歯で、リーダーやアシストフックのラインを切られる
☞実例をもとに、サゴシカッターの原因と対策を知りたい
サゴシカッターの原因と対策を図解付きで、丁寧に説明します!
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筆者について
阪神間のフィールドで青物を狙うアングラー
表層狙いや速いアクションでの釣りが得意なので
サゴシ釣りは得意分野です
青物を狙う映像をYoutubeで配信しています。
サワラ狙いの実釣動画も上げています
コチラですね。
参考に御覧いただけると嬉しいです。
サゴシカッターを撲滅せよ! サゴシカッターの原因と対策
◆この項目で扱う「サゴシカッター」の定義
Ⅰ.ルアーのアクション中やヒット後に、サゴシの歯でリーダーを切られること
Ⅱ.サゴシの歯でアシストフックのラインを切られること
サゴシは歯が鋭い魚です
サゴシの歯に糸を切られる事件が多々起こります。
そんなサゴシに対して
その歯つかうのやめてもらえませんか?
と言っても通じないわけです(笑)
だから、サゴシの歯が鋭いことを意識した上で
釣り人側がその対策をしなければなりません
第1章では、サゴシカッターの原因と対策について考えていきましょう。
Ⅰ.ルアーのアクション中にリーダーを切られる場合
ルアーのアクションの最中にリーダーを切られる場合は、以下の点を意識してみましょう。
☆ポイント
①ジグをシャクったときに糸ふけが出ないように意識する
②太いリーダーを使用する
③アタリがあるたびに、リーダーを確認する
この3つを意識した結果、
2021年シーズンは、
ルアーのアクション中にリーダーを切られる件数が0になりました!
それぞれの項目について、詳しく説明します。
①ジグをシャクったときに「糸ふけが出ないように意識する」
まずは、サゴシ・青物の捕食パターンとして、多いものをお伝えします。
☆捕食パターンA
①サゴシがしばらくベイトに並走する
②振り向きざまに、頭に噛みつく
※イラスト:イラストAC様 ねこ画伯コハクちゃん様
さて、捕食パターンAの食い方をしているときに、糸ふけが出ているとどうなるのでしょうか?
☆糸ふけが出ていると?
振り向きざまに頭に噛みついたあと
サゴシは勢い余って
たるんだ糸に歯が当たり
リーダーをかみ切ってしまう…
じゃあ、「シャクったときに糸ふけが出ないようにすればいい!」
というわけです
☆ポイント:糸ふけを出さない
サゴシが振り向きざまに頭に噛みついたあと
糸がたるんでいなければ、
サゴシの歯が糸に当たるのを回避できる
ルアーを大きくシャクってしまうと、糸ふけが出てしまいます
だから、「小さくシャクって、糸ふけを少なめにする」
または「シャクらずにただ巻きでアピールできるルアーを使う」
の2点を意識してみてください。
②太いリーダーを使用する
てっちりはサゴシが釣れる時期になると、太いリーダーを使用しています
根が荒いエリアやテトラ帯・磯などで釣行される場合は、
すでに太いリーダーを使用されていると思いますが、
足場がよくて砂地の沖堤防であっても、太いリーダーを使用するようにしています。
サゴシの歯は鋭いので、細い糸はすぐに噛み切られてしまいますからね…
一応、目安として30~40ポンドのフロロカーボンのリーダーを使用しています。
リーダーに関しては個人の好みによりますが
参考までに、てっちりが使用しているリーダ―のリンクを貼っておきます。
※30~40ポンドを推奨
☆オススメポイント
・強靭で、サゴシに切られたことがない
(別のリーダーを使ったときに切られた笑)
・スプールバンド付きで、糸がばらけない
・癖がつきにくい
他にもこんなリーダーもあります
これはワイヤーリーダーになるのですが、
一般的なワイヤーリーダーとは違って、
動きがしなやかなんです。
よく「ワイヤーリーダーをつけるとルアーの動きがわるくなる」
と言われますが、
そういわれないような対策をほどこした商品がコレです。
よかったらお手元にどうぞ!
③アタリがあった後に、リーダーを確認する
これは分かっていても忘れがち(笑)
てっちりも、「今は時合だから、確認するのがめんどくさい」
と思ってしまいますが
そこをグッとこらえて、リーダーに傷が入っていないかチェックするようにしています。
サゴシのアタリがあったあとに、
リーダーを確認するのも大事ですが、
エソのアタリのあとにも確認するのを忘れないようにしてください。
サゴシほどではありませんが、エソも歯がギザギザになっています。
それに、エソのギザギザのウロコがリーダーを傷つけることもあります。
リーダーの傷のチェックは小まめに行うべきですね…
Ⅱ.ヒット後に切られる
サゴシのヒット後にリーダーを切られる場合は、以下の点を意識してみましょう
☆ポイント
・ファイト中に竿を立て、糸を張った状態をキープする
てっちりも過去に一度
ヒット後のファイト中に切られるパターンを経験しました
そのときのエピソードを紹介しながら解説します。
2021年 秋のある日
薄暗い時間にミノーを巻いているとき
「ドンッ」と激しい引きに襲われました
大型サワラがヒット
ヒット後のファイトにうつったとき
竿先が少し軽くなりました
おそらく手前に泳いできたのでしょう
軽くなったので「外れたか?」と思い、糸ふけをとると
まだサワラがついています
しかし、再び重みを感じた瞬間にリーダーをかみ切られました…
失くしたのは2000円のミノー(泣)
呆然と立ち尽くすてっちりであった。
このときに起こったサゴシカッターの原因について
サゴシの捕食パターンをもとに考えていきましょう
☆このときの捕食パターン
サゴシが後ろからルアーに噛みつき
勢い余って手前に泳いできた
さて、ここからが考察です。
ヒット後に、どんなメカニズムでサゴシカッターを喰らってしまったのでしょうか?
☆サゴシカッターの原因分析
①サワラが後ろからルアーに噛みつき
②ルアーを噛んだまま前に突進
③サワラが前に走ったことへの反応に遅れ
てっちりの糸がたるむ
④たるんだ糸がサゴシの歯に当たる
☞そしてリーダーが切れる
そんなサゴシに対して
と言っても通じないわけです(笑)
だから、対策を練りましょう
☆ポイント:竿を立てて、糸を張る
こうすると、糸がたるんでサゴシの歯に
リーダーが当たることがありません。
糸を切られるリスクを減らすことができます
このように、ヒット後のルアーの位置と、
糸の状態をイメージするだけで、けっこう簡単に対策できちゃいます。
状況によって対策できないときもあると思いますが
大事なルアーを無くさないためにも、できるだけ心掛けてみましょう。
Ⅲ.アシストフックのラインが切られる
この場合は単純な対策ですが、以下の点を意識しましょう
☆ポイント
・アシストラインの太いアシストフックを選ぶ
・ツインアシストフックを選ぶ
☞どちらかのラインが切れても、片方がサゴシに刺さっていればよし
ほんとにこれしかありません(笑)
ただし、アシストラインが太すぎるものを選ぶと
ジグを動かしたときに、アシストラインが水の抵抗を受け
ジグの動きをさまたげてしまうので、注意しましょう。
サゴシ対策にオススメのアシストフックを紹介します。
30gのジグならMサイズ
40gならLサイズがオススメ
※オススメポイント
・アシストラインが太めで、サゴシから切られにくい
・段差使用になっており、捕食が下手なサゴシへのフッキング率が高い
・ダイワのSaqSasフックは貫通力抜群(貫通力も落ちない)
・錆びにくい(2年間錆びてない)
少し割高ですが、長く使えるのでフック交換の手間と費用が減るのでむしろ経済的です!
☆ジャッカル ビッグバッカースライドスティック(のフック笑)
☆オススメポイント
・アシストラインが太めでサゴシから切られにくい
・段差使用になっており、捕食が下手なサゴシへのフッキング率が高い
・マジで錆びない
・ツインアシストフックを標準装備
☞しかも800円台で財布に優しい
スライドスティックの純正アシストフック、販売してくれたらうれしいのになー…
ジャッカルさんに期待!
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終わりに(御礼)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
サゴシは美味しい魚ですが、てっちりのポリシーをズタズタにしていく魚でもあります。
てっちりのポリシーは…
なのですが、サゴシカッターによって
このポリシーが打ち砕かれることがよくあります(笑)
ルアーを持っていかれたくやしさは残りますが、
そんなてっちりの苦悩の原因を分析し、対策を考えることで
少しでも皆さんのお役に立つことができれば幸いです。