もうバラさない!サゴシのバラシの原因と対策【サゴシ特集Part3】

技術解説

こんな人にオススメ

サゴシがヒットしたのに、けっこうな頻度でバラシてしまいます。

 

何か具体的な対策はないでしょうか?

 

※関連記事

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読者の皆さんへのメッセージ

こんにちは、てっちりです!

和歌山~阪神間でショアジギング研究にのめりこんでるふぐです!

 

Youtubeチャンネルでも釣り動画をUPしています。

 

今回は、てっちりが経験した悩み

「サゴシは肝心なときにバレる(笑)」

久しぶりに魚がヒットしたと思ったら、約束されたかのようにバレる(笑)

あのときの悲壮感たるや…

 

てっちりもこの悩みを経験し、正直めちゃくちゃ凹みました

でも失敗して凹んだ分、バラシの原因を考え、

バラシの予防のために工夫できることをたくさん考えました

 

結果として、バラシを0にすることはできませんが、

これまでのバラシの件数を10とすると、

4~6くらいまで減らすことができるようになりました

 

そんなてっちりが心掛けているバラシ対策の工夫をみなさんにお届けしようと思います。

 

サゴシがバレる二大要因

てっちり本人や友人がよく経験してきた、

サゴシのバラシの原因をピックアップすると、

大まかに次の2つに集約されます。

フッキングが甘い

サゴシの口の肉が切れてしまう(通称:「口切れ」)

そちらは 【サゴシ特集 Part2】もう切られない!サゴシカッター対策 にまとめています

 

パターン別 サゴシのバラシ対策

①フッキングが甘いときに注意することは?

サゴシは捕食があまり上手ではありません

だから「アタリがあるのに乗らない…」という展開が多々起こります。

しかも、「フッキングに持ち込んだとしてもフックアウトしてしまう

という展開が多々起こります。

 

さて、対策を練りましょう。

しごく単純なことを言いますが、

しっかりフッキングを決めればいい」というのが答えです

 

では、しっかりフッキングを決めるためにどんな工夫をすればいいのでしょうか?

☆基本編

・フックを大きくして、サゴシが針に触れる率を上げる

※ただしフックの太さには注意

 フックがが太すぎると、傷口が大きくなり、口切れを招きやすくなります

 

・ジグのフロントフックを、ツインアシストフックにする

☞ツインアシストフックの中でも、「段差仕様」になっているものを使うと、

小さなアタリでもヒットに持ち込みやすい

 

・ジグにリアフックをつけ、フッキング率を上げる

☞基本編については非常に単純な対策なので、詳しい説明は割愛します。

 

さて、サゴシへのフッキングをしっかり決める上で、大切な考え方をお伝えします

それは…

☆フッキングを決めるポイント:「横アワセを意識すること」です

 

まず、アワセ方には縦アワセと横アワセの2種類があります。

縦アワセロッドを上方向に立て、フッキングを決めること

横アワセロッドを横方向に引き、フッキングを決めること

サゴシにしっかりフッキングしたい場合は、横アワセを入れることを意識してみましょう

 

理由を説明します。

まずイメージしてみましょう。

ルアーが泳いでいるとき、針先はどちらを向いていますか?

 

写真を見せ、具体例を示しながら説明します。

 

ミノー・メタルバイブの場合

ミノーやメタルバイブをただ巻きすると

ルアー本体が前に進みます。

その際、トレブルフックは水の抵抗を受け

後ろになびきます。

☞このときの針先は上向きではなく

  横向きになります

 

ここで縦アワセを入れると??

ルアーに上向きの力が働き、

フックも上向きに動きます

でも針先の向きは横向き

この状態で縦アワセをすると

フックが魚の口を引っ掻くだけになってしまう

☞結果、フッキングが浅くなる

では、横アワセを入れると?

ルアーは前方向に進み

針も同じ方向に進みます

針先は前(横)を向いているので

前向きの力が働くと、

魚の口に針先がしっかり刺さります

☆結論としてミノーやメタルバイブは

 横アワセが有効」ということになります

 

ブレードジグやワームシーバス用ワームでも

同じことが言えます

ルアーが泳いでいるとき、

針は前(横)向きなので、

横アワセをして前に動かしてやる方が

魚の口に針先がしっかり刺さります

 

縦アワセと横アワセのどちらが良いか、何とも言えないのが

ブレードジグやメタルジグのフロントフックに食ってきたときです

 

 

 

☆ジグのフォール中の場合

針はジグより軽いので

ジグの上をただよいます

このときのフロントフックは

針先が下を向いています。

 

☆ジグをシャクっている場合

ジグは斜め上方向に進んでいくため

基本的に針先は斜め上を向きます

ただ、シャクるとジグが暴れるので

針先がどちらを向いているのかわかりません

そんなときは…

 

縦でも横でもどちらでもいいです

天運に任せてアワセを入れてください(笑)

 

☆まとめ

ルアーが泳いでいるときのフックの向きをイメージすると、フッキングが決まりやすい

 

メタルバイブ・ミノー・ワーム・ブレードジグのリアフックにヒット横アワセが有効

ジグのフロントフックにヒット=縦アワセでも横アワセでもどっちでも可

 

②口切れを防ぐために注意すべきことは?

サゴシは口の肉が柔らかいので、口の肉が切れてバラしてしまう

ということが多々あります。

 

サゴシの口切れを防ぎたい… 基本的な対策としては…

穂先がやわらかく、反発力が少ない竿を使う

ドラグを緩くする

☞この2つを意識することで、サゴシの口にかかる負担を減らすことができる

細いフックを使い、フッキングしたときの傷口を小さくする

ただ、こうした道具の見直しをすることも大事ですが、
「サゴシとのファイトを見直す」ことも大切です

☆口切れ対策のポイント:フッキング後、わざとゆっくり寄せる

このポイントについて説明します。

 

サゴシ・サワラはヒットした瞬間にはものすごく引きますが、

そのあと簡単に寄ってきます

しかし、ここで油断してはいけません

簡単に寄ってくるからって、高速でゴリ巻きすると、

口切れバラシの危険性が2つ生まれます

 

☆口切れバラシの危険性

Ⅰ.高速でゴリ巻きすると、サゴシの口に負担がかかり、口が切れてしまう

 

Ⅱ.高速でゴリ巻きすると、サゴシは体力を十分に残した状態で手前に寄ってくる

☞そしてランディング間際に暴れて、そのまま口切れする

この手のバラシを何度も目撃しているので、

てっちりはサゴシをヒットさせたときに

手前に寄ってくる前に弱らせる」ことを意識しています。

 

そうするために大切なのが

「最低限の糸の張りを保ちながら、わざとゆっくり巻く」ことです

わざとゆっくり巻いて寄せると、サゴシとのファイト時間が長くなります

サゴシはすぐにバテるので、

少し長めにファイトすると、手前に寄ってくる頃にはヘトヘトです。

サゴシが手前で暴れることがなくなるので、口切れのリスクも減ります!

 

わざとゆっくり寄せて来れば、

ゴリ巻きをしたときよりも、サゴシの口にかかる負担が小さいから

もう一方の口切れの原因も解決できて一石二鳥です。

 

※注意:横に走られ、隣のアングラーと仕掛けが絡みそうな場合は推奨しません

横に走られた場合は、自分の正面方向に来るまでゴリ巻きして、

そこからゆっくりファイトするようにしてみましょう

 

サゴシのバラシ防止 オススメアイテム

40gのルアーを投げられるシーバスロッド

サゴシ狙いにオススメのロッドは、

別記事でご紹介しています。

よろしければこちらもどうぞ

サゴシ(サワラ)狙いのショアジギングにおすすめのロッドをご紹介!【海釣り】

 

てっちりは釣行の際に、サブロッドとして

40gのルアーを投げられるシーバスロッドを用意しています。

 

基本的にはショアジギングロッドを使用していますが

サゴシのアタリがあるけどフッキングしないとき」や

サゴシをフッキングしたけれども、バラシてしまったとき」には

シーバスロッドに持ち替えるようにしています。

 

シーバスロッドの方がショアジギングロッドよりも柔らかいため、

サゴシの口切れのリスクが減ります。

 

てっちりが使用しているシーバスロッドはコチラ

☆使用している理由

①穂先までカーボン繊維が編み込まれていて、細いのに強い

☞時間をかければ大型青物にも対応できる(これでブリもサワラも上がる)

感度がめちゃくちゃいい

☞青物だけでなく、アタリが繊細なタチウオ釣りにも使える

ロッドの自重が軽く、疲れない

 

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ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)
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☆使用している理由

穂先が適度に柔らかい

穂先はMクラス。

サゴシの口にかかる負担が少ないことに加え、

竿の反発でジグが動いてくれるのでシャクるのが楽です。

 

②バットパワーが強い。

ロッドのバット部分はMHクラスになっています。

大型をかけても力負けしないのが特徴です。

普通にテトラ帯でメジロを獲れます。

 

段差仕様のツインアシストフック

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ダイワ(DAIWA)
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※サイズは30g=Mサイズ 40g=Lサイズを推奨

 

☆使用している理由

①ダイワのSaqSaSフックは貫通力抜群

段差仕様になっている
小さいアタリでも逃さない

太めのアシストラインがついているため、サゴシカッター対策になる

④ダイワのSaqSaSフックはぜんぜんサビないし、貫通力が衰えない
☞フック交換の回数が減り、手間も少なく財布にも優しい

 

フックシャープナー(砥石)

サゴシのフッキング率を上げるためには、針を研ぐことが大切

針を研ぎながら使うと、1つの針を長く使えるので、経済的です

 

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ゴールデンミーン(Golden Mean)
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☆使用している理由

①てのひらサイズで収納が楽

②キーホルダーに使用されているようなリングが付いている

ライフジャケットや荷物にぶら下げることができる

砥石部分に溝がついていて、溝に合わせてフックを研ぐと、研ぎやすい

 

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終わりに(御礼)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後もてっちりの釣りの知識や技術・釣り具の研究の記録をUPしていこうと思います。

てっちりの研究してきたことが、皆さんのお役に立てば光栄です。

 

それでは

釣り場でまた会おう!

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