初心者にはコレ!青物用ルアーのカラーの選び方と使い分け!

技術解説

こんな人におすすめ

青物の狙いのショアジギング初心者

または慣れてきたぐらいの人です。

 

ルアー選びをしているのですが、

カラーが多すぎて、

どのカラーを買えばいいのかわかりません。

とお悩みの方

 

この記事では、

「青物を狙う際のカラー選択の考え方」について説明していきます

 

【大前提】カラーは魚目線で選ぶ

【初心者向け】これがあれば間違いなし!基本カラー5選

【慣れてきた人】困ったときはコレ!特殊なケースに応じたカラー

 

この3章を理由付きで解説していきます。

 

★関連記事

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筆者について

いつもご愛読いただきありがとうございます。

てっちりです。

関西圏をメインフィールドに

ルアーフィッシングを楽しんでいます。

 

釣りに関して研究するのが好きで、

研究とその実践の記録をYoutubeにUPしています。

ちょうどこの動画は、

カラー選択がばっちりハマったときのものになります。

 

 

愛読書はソルト&ストリームです(笑)

家に20冊以上の釣りの本がある釣りキチです(笑)

 

 

【大前提】カラーは魚目線で選ぶ

まずは大切なポイントから。

「カラーは魚目線で選ぶこと」

これに尽きます

 

たとえばこのカラー

背中がピンクでお腹がライムグリーン

このカラーは派手ですか?目立ちますか?

人間から見たら派手で目立ちますね。

そうですね。

すごく明るくてカラフルに見えます。

灰色のコンクリ堤防や青い海を背景にして見ると、

余計に目立って見えますね。

 

ただ、魚から見たらどうでしょうか?

青物は普段どっちを見ていますか?

前か上ですね。

上から落ちてくるベイトを食うって言いますし…

そう、青物の目線は上に向いています。

 

ということは魚がルアーを見るときには、

こんな感じで見えているわけです。

魚は下から空を見上げて

上にあるルアーを見ています。

ということは魚から見えるのは、

空の色とルアーのお腹の色ということになります。

 

たとえば晴れた日に

明るいカラーを使ってしまうと、

魚からはぼやけて見えにくいんです。

 

でも逆に暗い日に使ったら、

よく見えるカラーなんですけどね。

 

ここから言えることは、

「カラーは状況によって派手にもなるし地味にもなる」

ということです。

 

「今の状況でこのルアーは派手に目立つのか?」

「それともナチュラルに見えるのか?」

その答えを決めるのは人間ではなく、

そのときの自然状況と魚からの見え方なんです。

 

この記事では

「カラーは魚目線で決める」

という前提に基づいて書いていこうと思います。

 

 

これがあれば間違いなし!基本カラー5選

この章では、

幅広いシチュエーションに対応できる

万能のカラーをご紹介していきます。

 

あまり色が増えすぎると、

結局どれがいいねん

となってしまうと思うので、

今回は5種類に絞らせていただきました。

 

それぞれ使いどころと

そう考える理由を順番に述べていきますね!

 

 

パープル

★使いどころ

パープルの使いどころは

朝・昼・夕・晴れ・曇り・雨

表層・中層・底問わず

すべてのシチュエーションです

 

だから私が釣りを始めるときには、

必ず紫から使います

一見地味に見えますが…

なぜパープル推しなのですか?

 

★理由

ここから先は、

理由を3つ述べていきます。

 

 

理由:実は紫色の光は最も強い光線

私たちは普段、

目で光を感知して空間を把握していますよね?

 

私たちが見ている光って、

いろんな色の光が混ざってできた「光の束」なんです。

 

具体的にどんな色の光が束になっているかというと、

虹を思い浮かべてみたらわかりやすいです。

 

ざっくり大まかに区切ると、

私たちが見ている「光」とは

赤・橙・黄・緑・水色・青・紫の光線がまじりあっていて

その束が私たちの目に入ってきているのです。

 

 

実はこの光線にはひとつひとつ強さのランクがあって

強い順にいうと

紫→青→水色→緑→黄→橙→赤の順になります。

 

つまり紫がいちばん強くて

赤がいちばん弱いと…

 

意外ですね!

人間にとっては赤とか黄色が目立つので

赤や黄色が強い光だと思ってました!

そうですね。

私も初めは驚きました。

実際の自然界の法則は、

人間の認識とは逆ということなんです。

 

で、

光の強弱によって、

どんな差が生まれるんですか?

解説していきます。

 

光の強弱による差は、

光が水の中に入ると顕著に表れます

 

太陽光が水の中に入った瞬間、

弱い色の光線から順に水に吸収されてしまいます

 

ということは…

赤・橙・黄…

という順番に水に吸収されてしまい、

吸収された光線は見えなくなってしまいます

 

そして最後まで水に吸収されずに残る色が

青や紫という色になるわけです。

 

海の水はペットボトルにすくったら透明に見えるのに、

上から見たら青や紫に見えますよね?

 

これは海に光が差し込んだあと、

赤・橙・黄・緑…といった弱い光が吸収されていき、

そして最後まで残った青や紫の光のみが

私たちに見えているからなんです。

おお、なるほど!

 

つまり紫は

いちばん根性があって、

最後まで生き残る強い光だから、

水中でのアピール力が強いわけなんです。

日が昇る前の薄暗い時間に

紫のルアーを使って一人勝ちしたこともあります。

そのくらいアピール度が強いんです実は。

 

 

理由②:日中はリアルなベイトフィッシュの色に

日中の明るい時間になってくると、

魚からルアーが見えやすいので、

ルアーを見切られやすくなります。

 

でも青物のエサとなるイワシ・サバなどの回遊魚は、

背中が紫~黒っぽい色をしています。

ということは紫のルアーを使っていると、

リアルなイワシ・サバなどの色に見えるということです。

だから日中でも安心して使えますね。

 

 

理由③:曇り空のときはシルエットが際立つ

パープル系のルアーは曇り空のときにも有効です。

魚は上を向いています。

曇り空のとき、

魚には白く曇った空が見えているでしょう。

 

そんな白い空を背景に、

紫色のルアーを入れてあげると、

見事にシルエットが際立ちます。

 

なんやかんやでパープルは

天気が悪い日にも目立ってしまうカラーなんです。

 

 

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朝マズメの魚をこれで狩りまくりました…!(‘Д’)

 

 

アカキン

★使いどころ

濁りがキツいとき

光量の少ない底を攻めるとき

 

★理由

光が届きにくい環境では、赤色は黒く見える

→ということは水中でシルエットが際立ちやすい

 

先ほど「パープル」の章で説明しましたが、

赤色の光線は弱く、

真っ先に水に吸収されてしまいます。

なので赤色の光は海の底には届きません。

 

海水が濁っている場合はなおさらです。

濁りによっても赤色の光は瞬く間に吸収されてしまうんです。

じゃあ赤色のルアーは、

濁っているときや

海の底では全く見えないってことですか?

いえ、赤色のルアーは水中では真っ黒に見えるんです

赤色の光が存在しない海底では、

赤色のルアーは真っ黒に見えて、

周囲の闇に溶け込んでしまうんです。

 

でも黒いから全く見えないわけではありません!

 

晴れた日などは海に明るい光が差し込んでいます。

空の明るい光をバックにして、

黒いルアーを見たら、

黒いルアーはシルエットが際立って見えるのです。

 

 

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グロー系・チャート系

グローは蛍光カラーのこと。

ライトや太陽光をあてると蓄光し、

自ら光を放つカラーです。

 

チャート系も蛍光色ですが、

こちらは蓄光しないカラーです

 

★使いどころ

朝夕マズメのローライトの時間

曇りや雨の日に底を攻めるとき

シラスなどのマイクロベイトがベイトのとき(明るいときに限る)

 

★理由

理由①:光を放つから目立ちやすい

グローカラーって裏技みたいなものですよね(笑)

暗い海中で魚からルアーを見つけてもらうためには、

ルアーを光らせてしまえばいいんです(笑)

 

すごく単純な理由ですが、

魚から「やけにこいつ光ってるな~」

と思われて警戒されない限りは、

やたら目立つので食われやすいです。

 

「発光しないけど明るいカラー」

を魚が好むのであれば、

チャート系を選ぶのもよいでしょう!

 

 

理由②:明るい時間に使えば、シルエットをぼかすことができる

グローカラーを明るい時間に使うと、

シルエットがぼけます。

 

魚が明るい空を見ているところに、

明るいグローカラーを差し込むと、

背景となる明るい空の色にとけこんで、

ルアーのシルエットがぼやけるんです。

ルアーをぼけさせる…

それってどんなシチュエーションで有利なんですか?

 

2つあります。

ひとつめは魚にルアーが警戒されているときですね。

 

青物にルアーを警戒されている場合、

ルアーの存在感をあえて目立たないようにして、

青物に口を使わせるという手があります。

「ルアーの存在をあえてぼかす」

という苦肉の策が可能になりますね。

 

 

ふたつめは

青物に食われているベイトフィッシュが、

シラスなどのマイクロベイトのときですね。

 

マイクロベイトを食っているときは、

青物はそれ以外のサイズのルアーには見向きもしません(笑)

 

3センチほどの小魚が食われているところに、

8センチ~10センチほどのルアーを投げても無駄なわけです。

 

でもグローカラーなら、

ルアーのシルエットをぼかすことで、

サイズ感をごまかすことができます。

 

だから晴れた空の下で、

あえてグローカラーを使い、

マイクロベイトパターンを攻略する

っていう手があるのです。

なるほど!

 

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ゼブラグロー

ゼブラグローとは、

シルバーカラーをベースに、

蛍光の帯が何本か入ったカラーです。

 

★使いどころ

朝・昼・夕・晴れ・曇り・雨

表層・中層・底問わず

すべてのシチュエーション

 

★理由

理由①:暗いときはグローカラーでアピール可能

ゼブラグローカラーは、

部分的に蛍光カラーになっています。

この傾向部分が暗い海中で光ることによって、

魚からルアーが発見されやすくなります。

 

このあたりはグロー単色のルアーと同じですね。

 

 

理由②:昼間はほどよくフラッシングしてアピール可能

「昼間は銀のルアーで太陽光を反射してアピールする」

というのが青物のルアーフィッシングの定石ですが、

賢い魚はルアーのフラッシングを不自然に感じてしまいます。

 

でもゼブラグローカラーは、

全面が銀色というわけではなく、

一部に蛍光塗装されているので、

蛍光部分は太陽光をキラキラ反射させることはありません

 

だからほどほどにフラッシングしながら魚にアピールしつつ、

主張しすぎないように調整することができます。

 

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ブルピン

ブルピンカラーは、

背中が青で

お腹がピンクの色合いになっているカラーです。

 

★使いどころ

朝・昼・夕・晴れ・曇り・雨

表層・中層・底問わず

すべてのシチュエーション

 

ブルピンは言わずと知れた万能カラーです。

リアルさを重視したイワシカラーを背中に、

自然界では珍しいピンク色をお腹に抱いているため、

絶妙な違和感と絶妙なリアル感の両方を演出してくれます。

 

昼間はブルーのリアルな部分が活躍し、

朝夕のマズメどきや曇り空のときは

目立ちやすいピンク色の面が活躍してくれるでしょう。

 

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困ったときはコレ!特殊なケースに対応できるカラー3選

クリアカラー(プラグ系のみ)

クリアカラーはルアーのシルエットをぼかす効果があり、

ルアーに警戒心を持った青物や、

マイクロベイト(シラスなど)を捕食している青物に有効なカラーです。

 

青物はベイトのサイズにうるさく、

特定のサイズのベイトを偏食することが多いです。

 

食われているベイトは3センチほどで、

8センチほどのルアーなど見向きもしない…

ってことも起こりうるのです。

 

そんなときに有効になるのがクリアカラーとなります。

クリアカラーはルアーの大きさをぼかしてくれるし、

色素がなくて無色透明なマイクロベイトにも見えます。

 

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グロードット

グロードットつきのルアーは、

青物の食いが浅いとき

アタリがあるけど乗らないとき

食っているベイトが小さいときなどに有効です。

 

グロードットカラーは

点々の部分が青物にとってのバイトマーカーになり、

深いバイトを得ることができます。

「ここ噛んでね!」みたいな(笑)

 

他にも、このグロードットが

群れたシラス(イワシの稚魚)の目に見える

という説もあります。

「シラスの群れいるっぽいから突っ込んでみるか~」

ってなるのかもしれません。

 

実際にグロードットパターンがハマり、

両隣が0~1キャッチ

堤防全体でも多くて2キャッチの中、

自分だけ毎投釣れたことがあります。

※当時の写真

仕様したルアー

 

 

実際に青物がシラスを食べるときは、

ベイトのサイズが小さいため、

吸い込みの力が弱いんです。

弱く吸い込んでも食べれますからね。

 

だからルアーへの食い込みが浅くなり、

ルアーには軽く当たるけどフッキングしないことがあります。

 

そういったときに、

グロードットを使ってやると、

青物のバイトを深くしてくれる効果があります。

 

 

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ブルーグロー

ブルーグローカラーは、

青白く発光するイカに見えるようです。

 

青物がイカをベイトとしている

でもタイラバなどの、

イカを模したルアーなんて持ってない…

 

これは釣れないかもしれない。

ピンチだ!

っていうときに、

ルアーケースの中に1本忍ばせておくと、

たまにピンチを打開してくれます。

 

イワシカラーにも近いので

ベイトがイワシ系の回遊魚のときでも無理なく使えます。

そう考えると万能カラーでもあるかもしれません。

 

★ブルーグローの厳選オススメルアー

腹がブルーグローになっていて、

蓄光すると青白く光ります

 

オーナー針 投技ジグ 40g 55 タグブルピン・ピンクリップ WJB-40

表面はイワシ系カラー

裏面はヘッドがブルー・中腹以降はグローになっています。

 

 

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