こんな人におすすめの記事です
マイクロベイトパターンやスレた魚に対応するために
小型ダイビングペンシルを買いたいけど
何から手をつけたらいいかわからない
といった方におすすめです
私もダイビングペンシルがあまり使われていない大阪湾で
手探りでルアーの手応えをためしていった身なので
結局どれから手をつければいいの?
って思いながら使ってました
まぁ結局いろいろ買って使ったんですけどね(笑)
そうやっていろいろ使ってみた結果
わかってきたことを記事として記していこうと思います
内容はこんな感じです
・【前提】小型ダイペンはアピール力を細かく区切る方がいい
・おすすめ小型ダイビングペンシル5選
【前提】小型ダイペンはアピール力を細かく区切る方がいい
今回ご紹介するのはアピール力の強い順に
①Palms ラッシュダイブ140
②Maria ラピードF130
③Blue Blue ガチペン130F
④JUMPRIZE ララペン125F
⑤TIEMCO ソルティーレッドペッパー
以上4種類をご紹介していきます
アピール力に応じて
けっこう細かく使い分ける感じになっているのですが
ちゃんと理由があります
小型のダイビングペンシルを使用するシチュエーションって
マイクロベイトパターンだったり魚がスレていたり
ベタ凪や日中でルアーが見切られやすい展開だったり
けっこう繊細な展開が多いんですよね
魚もバコっとルアーにアタックしてくるわけでもなく
いちどルアーの後ろをついてきてから
品定めしてからルアーを食うみたいな
そんなもどかしい展開で使用することが多いわけです
私のホームの大阪湾も人的プレッシャーが強いので
賢い大型個体はそんな感じで
後ろからついてきたのに
最後の最後で口を使ってくれないことが多いです
かといってアピール力を弱くしすぎると
魚を引き寄せる力は弱いので
ルアーに気づいてもらえなかったりと
そっち方面での苦労がついてくるわけです
だからこそ、魚を寄せることができるアピール力と
魚に違和感を与えずに食わせることができる
ナチュラルさとのバランスがとれた
「その日の最適解」を選んでいく必要があります
こうした微調整をおこなわなければ釣れないような
繊細な魚を相手するわけなので
小型ダイビングペンシルを使う際は
アピール力の異なるものを何種類か使い分けることをおすすめします
というわけで今回は
アピール力の強い順に選りすぐりの小型ダイビングペンシルをご紹介していきますね
ラッシュダイブ140
まずはPamsの沼田純一さんプロデュースのラッシュダイブ140
ファットな形状でハイアピールのダイビングペンシルです
ウェイトは40gで
ファットなボディは存在感があり
ブリブリと泳いで強いアクションをして
広範囲の魚を誘い出してくれます
アピール力でいうと
小型ダイビングペンシルの中ではいちばん強いという位置づけだと思っています
アクション面では
ショートジャークからロングジャークまでこなし
竿先でちょんちょんとトゥイッチさせるとドッグウォークもできます
さらに、ダイブさせたあとに早巻きすれば
水面~水面直下で泡を立てながらミノーのように泳いでくれます
このルアーはずっしりしていることもあり
少々荒れた水面でもミスダイブしません
というより、メーカーのコンセプトどおり
ほとんどミスダイブすることがないのが強みです
だから初心者の方には
最初の1本としてラッシュダイブをおすすめします
ただし、太身でずっしりしている分
飛距離でいうと後に紹介するラピードやララペンの方が優れています
それに、ラッシュダイブではアピールが強すぎて
チェイスはあるけど見切ってくるという場合は
アピール力を落としていく必要がありますね
ラピードF130
ダイビングペンシルといえばラピード
といわんばかりの定番の1本
アピール力はラッシュダイブよりも弱いですが
ラッシュダイブよりも細身で食わせに特化しています
空気抵抗も小さい分、飛距離も優秀です
泳ぎとしてはクイックでキビキビと動き
ブリブリと幅広くテールを振って泳ぐのが特徴です
アクション面では
ショートジャークからロングジャークまでこなし
竿先でちょんちょんとトゥイッチさせるとドッグウォークもできます
さらに、ダイブさせたあとに早巻きすれば
ミノーのように水面直下をブリブリ泳いでくれます
魚が後ろからチェイスしてきているときなどにも
自由なアクションで魅せることができるので
まさしく万能な1本です
私もラピードの自由な操作感の恩恵を受けて
ラピードでたくさん釣らせていただきました!
個人的なおすすめカラーはサイトピンキーですね!
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ガチペン130F
ガチペンはブルーブルーのダイビングペンシル
メーカーの根強いファンが多いので入手困難なルアーなのですが
運良く手に入ればルアーボックスに入れておきたい1本ですね
アピール力の位置づけとしては
フックセッティングによって変わってきます
オーソドックスなトレブルフックのセッティングをしたときは
ラピードのキビキビしたアクションとは対照的に
控えめなスラロームアクションのような感じになり
アピール力としては少しマイルドな方になります
これをシングルフックセッティングにすれば
フックの抵抗分が差し引かれて
キビキビとした軽快なアクションになります
ちなみに私はシングルフックセッティングで使用しています
じゃあラピードと同じような位置づけなの?
というとそういうわけでもなく
ガチペンの方が泳ぐときのテールの振り幅がタイトなイメージです
だから普通に泳がせた場合は
ラピードより少しアピールが弱い位置づけになると思うのですが…
実はこのルアーには隠し味的な要素があります
アイの部分に小型のカップがついており
カップが水を含んで強い泡を立ててくれるんです
だからアクション入力を強くすればするほど
泡と音が強く発生してくれるので
それに比例してアピール力が強くなるわけです
ブルーブルーの遊び心が感じられますね
だからアピール力としては
フックセッティングやアクションの入力の強さによって
ラピードよりも少し弱い位置づけになったり
強い位置づけになったり
釣り人側の使い方次第で幅広い守備範囲をカバーできる面白いルアーです
その分、入手困難ですが・・・
ララペン125F
ベタ凪・ピーカンで釣れる気配がしない・・・
人が多すぎて魚がスレ散らかしている・・・
といった場合には間違いなくララペンの出番です
定番のラピードF130と全長は似たりよったりですが
太さでいうと少し細く
より食わせに特化しているのがララペンです
細身で空気抵抗が小さい分
飛行姿勢が安定して飛距離が出るため
25gと軽いウェイトでもきれいに飛んでくれるので
他のルアーより軽い印象ですが飛距離の心配はありません
さて、ララペンの最大の強みは静かで繊細なアクションです
ラッシュダイブやラピードなどを扱うときのように
ロッドアクションを強く入れてしまうと
ララペンだとミスダイブしてしまうのですが
ララペンは優しいロッドワークで動かしてやるのが基本で
そうするとS字スラロームのような
フワっとした優しいアクションをしてくれます
激戦区の警戒した魚や
ベタ凪でルアーが見切られやすい状況においては
この優しいアクションが無双の実力を発揮します
実際に私も、ララペンの繊細なアピールの恩恵で
激戦区の貝塚人工島でブリを釣らせてもらいました(動画もあり)
他のルアーだと全く釣れないのに
ララペンには出るわ出るわw
って感じのいい思いをさせてくれるルアーなので
「困ったときはララペン」という位置づけで使用するのがいいと思います
ソルティーレッドペッパー
最もサイズが小さい部類の110mmのダイビングペンシル
ルアーサイズに対してシビアに見られているときに
最終兵器として使えるのがソルティーレッドペッパーです
ウェイトは16gなので
飛距離としてはさすがにラピードなどには及びませんが
細身のボディにウェイトが凝縮されているので
空気抵抗が小さいためによく飛びます
しかもシーバスロッドでも扱いやすいウェイトですね!
繰り返して強調しておきますが
ほんとに16gか?というぐらいずっしりしているので
多少荒れた海面でも安定してアクションしてくれます
アクションとしては
ショートジャークからロングジャークまで幅広くこなし
早巻きすると水面直下をパニックアクションで泳ぎます
竿先で細かくトゥイッチさせてやるとドッグウォークするので、
移動距離をおさえて誘いたい場合はそうするといいと思います
泳ぎのピッチとしては
ちょこちょこと細かい泳ぎをしますが
細かいピッチでありながらも力強くブリブリ泳いでくれるので
アピール力に関しては心配ありません
個人的にいちばん気に入っているところは
アクション後の浮き上がりの速さです
ルアーのヘッドを極限まで細く削っているので
水の抵抗が小さくて
アクション後の浮き上がりがとても速いです
すぐに浮き上がってくれるということは
すぐに次のアクションに移ることができるということ
ルアーが魚に見切られやすい状況だと
クイックなアクションをしないと見切られてしまうこともしばしば
そんな中で、浮き上がりが速く
見切らせる間を与えずにアクションさせることができる
というのは大きなアドバンテージになります
ラインブレイクでバラシてしまったので写真はないのですが
南紀の水がクリアで浅い漁港があったのですが
そこにたまたま青物が回遊してきて
ソルティ―レッドペッパーで水面が大爆発したことがあります
海面も凪なので見切られやすい状況ではあったのですが
やはりソルティ―レッドペッパーの
小柄で細身でキビキビ泳ぐ強みを活かせば
しっかり見切られずに食わせきることができましたね
一応フックセッティングとしては
純正フックでは心配なので
私はがまかつSP H #5の太軸フックにつけかえています
純正フックより少々重くなりますが
浮力には影響がほとんどないので心配なく
★今回ご紹介したルアー
①Palms ラッシュダイブ140
②Maria ラピードF130
③Blue Blue ガチペン130F
④JUMPRIZE ララペン125F
⑤TIEMCO ソルティーレッドペッパー
最後までお読みいただきありがとうございました!
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