今回の記事は釣行記録です
自分の釣りのデータを記録していこうという意図と
釣りをしてきた中で得た気づきを共有して
楽しい釣り方を発信していこうという意図
両方の意図があってこの記事を書いています
動画でもUPしているので
そちらもご覧いただけるともっとわかりやすいと思います
動画をつくるにあたっての裏話的な要素も
この記事にはありますね(笑)
今回の記事の趣旨としては
ラピードF130の使い方といったところです
港湾のスレた青物を相手にしていくために
練習を重ねて編み出していった
「ルアーを見切らせないメソッド」についてですね
釣行の記録
釣行日は2024年の10月
シーズンが進んで釣り人も増え
魚もルアーを見慣れたころの釣行です
魚がどんどんスレてきて
特にメジロ以上の青物はルアーにあまり口を使わなくなってきました
そんなときにでも大物を騙し切れるのがラピードF130
そう信じてラピードばかり投げて練習していたんです(笑)
今思えばなかなかの狂人でしたわ
その修行の中でわかった大事なポイントが2つ
①スピードで見切らせず、さらに捕食スイッチを入れること
②泡を絶やさずにアクションをして、見切らせないこと
すべてはこの2つに集約されます
魚に食わせるために必要なステップはこんな感じ
・捕食スイッチを入れて魚をアホにする ←言い方(笑)
・泡とスピードで見切らせずに食わせる
釣るための難易度を下げるために魚の捕食スイッチを入れて
いざ追いかけてきた魚には見切らせないアプローチを心がける
という要領ですね!
捕食スイッチを入れて魚をアホにする
まず、魚の捕食スイッチを入れるのに効くのが
「タイミングよくパニックアクションを入れること」
たとえば早巻き
ラピードは早巻きをすると
水面直下をチドりながらミノーのように泳ぎます
他にも竿先をちょんちょんとシェイクして
トゥイッチしてやると
頭を左右に振りながらドッグウォークします
これらのアクションをタイミングよく使ってあげてから
ルアーをストップしたところで青物が水面に出てくることが多いです
「タイミングよく」とは
具体的にどんなタイミングでしょうか?
地形変化にさしかかる直前や
潮の流れの変化にさしかかる直前
そしてベイトボールに入る直前などですね
地形変化がからむ水面とか
逃げていったベイトが潮流にぶつかる場所の水面とか
ベイトがたまっている場所の水面とか
とにかく楽にエサを食える場所に
青物はベイトを追い込んで捕食します
その「楽にエサを食える場所」にさしかかる直前で
パニックアクションを起こしてやると
「あいつ食えそう、追い込むか」となって
青物の捕食スイッチがオンになるわけなんです
「楽にエサを食える場所」まで追いかけてきた青物に対して
動かしていたルアーをそこで止めてやると…
ドーンっと水面が爆発するわけなんですわ
こればかりは文章では伝わりにくいので
動画を見てもらった方がわかりやすいですな
泡とスピードで見切らせずに食わせる
「魚にスイッチを入れることができた」といっても
そのあとにルアーが見切られてしまったなら話になりません
だから見切られないようにするための引き出しも必要なわけですね
そこで大事になってくるのが泡とスピードです
スピードを上げるとルアーが見切られにくくなるので
そこに関してはシンプルな理由ゆえ説明は割愛しますが
「泡で見切られないようにする」
こちらはちょっとコツがいるので説明しておきます
ラピードは立ち浮き姿勢のダイビングペンシルなので
浮いているときは頭を水面から出して浮きます
その頭が水を噛むことで泡が発生し
泡がルアーのシルエットを隠してくれるわけですが
泡がなくなってしまうとやはり見切られてしまいます
この泡が絶えないように
頭をすぐに浮かせては次の泡を立てて…
というのを繰り返してやるのがミソです
何か難しそうですね…
ちょっと難しいですがコツがあります
それは、アクション後すぐに竿先を前に戻してやること
居合切りみたいな感じですね(笑)
↑アクションが終わってすぐに…
↑竿先を前に戻していく
こうすることで張っていた糸がたるむんです
糸がたるむと、ラピードにかかるラインテンションが抜けて
ラピードはニュートラルな立ち浮き姿勢にすぐに戻ろうとします
立ち浮き姿勢にすぐに戻ることで
頭が水面よりも上に浮上して
次の泡をすぐに立てられる態勢が整うわけですね
↓図解↓
↑糸が張って、ルアーが水平だったのが…
↑糸をたるませると立ち浮きに!
→この状態をすぐにつくると次の泡を立てられる
この要領で泡を絶やさずに
アクションをさせ続けていくとOK
あとは絶妙な力加減で操作する感覚を覚えてやると
トラブルなくやれちゃうわけです
あと、少しマニア向けですが
頭の浮き上がりを速くするために
フックセッティングにもこだわります
私の場合は推奨フックよりも
前後合計で1~1.5gほど軽くなるようにしています
たとえばラピードF130の推奨フックは
ST-56の#1(2.14g)×2個となっているのですが
私はこれをSTX-58の#2(1.46g)×2個にチェンジしています
こうすることで推奨フックよりも1.4gほど軽くなり
ルアーの浮き上がりが速くなるんですね
こうすることで、
アクション後のルアーの浮き上がりを速くして
次の泡をすぐに立てることが可能になるんですわ
とはいえ、力加減が強すぎると
トレブルフックセッティングのラピードだったら
ラインに絡まってトラブルになり
貴重なチャンスを逃すこともあるので
トラブルを少なくしたいという観点でいくと
少しフッキング率が下がりますが
シングルフックセッティングもおすすめです
シングルフックにする場合、
私は前をシングルフック1本
後ろをシングルフック2本の抱き合わせ
というセッティングにしています
↑後ろはこんな感じ
後ろを2本にするのはなぜですか?
シンプルにフッキング率を上げたいというのと
後ろ側が重くなっていることで
後ろ側が速く沈み込むのですが
これによってテコの原理が働き
後ろが速く沈む分、頭がすぐに上がるようになります
そして頭がすぐに水面よりも上に出て
次の泡を立てられるという要領ですね!
具体的に使うフックとしては、
前後で商品が異なりますが…
フロントフック:DECOY キャスティンシングル2/0(1.8g)
リアフック:VANFOOK PL-79 #2/0(1.0g)×2
こんな感じでいっています
こうすることでクイックな動きが可能になり
スレた魚に泡とスピードで見切らせない使い方
というのができるようになるんです
まぁその代わり
波の上で自然に漂わせながら使っていく
というマイルドな使い方はできなくなりますが
積極的にルアーを動かして
魚を騙し切りたい人に向けたラピードF130の使い方として
今回の記事を書かせていただきました
最後までお読みいただきありがとうございました
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