「強風の日の青物は〇〇を狙え」ショアジギングでの魚探しの考え方

技術解説

魚探しに奔走した日々の記録

この記事では

大阪湾の春の青物シーズンのデータをベースに

「魚の探し方」に関して述べていきます

 

 

ショアジギングは

ターゲットも回遊魚

ベイトも回遊魚

という不確定要素満載の釣り

 

 

引きは最高なのですが

ベイトと青物

どちらかが欠ければ釣れない…

という釣り人泣かせの釣りでもあります

 

 

だから私は「魚探し」に重きを置いて

釣りをするようにしています

 

 

「100%予想が当たる」

なんてプロレベルのことはできませんが

 

「こういう日って魚の場所を絞りやすいよね」

という日は間違いなく存在します

 

 

 

というわけで今回は

魚の居場所を比較的しぼりやすい

「強風の日の魚探しの考え方」

をテーマとして記事を書いていこうと思います

 

 

※強風の日に釣りに行くことを推奨しているわけではありません

ここでいう「強風の日」というのは、

風速4~6m程度で

天候が荒れながらも

まだ釣りが成立する日のことを指します

 

 

地域によっては

この条件でも釣りが厳しい場合がありますので

その場合は釣行を控えることをオススメします

 

 

☆内容

①強風の日はむしろ〇〇を攻めよ?

②実際の釣行記録(動画版もあり)

 

 

①強風の日はむしろ〇〇を攻めよ?

「風が強いときにどんなポイントを選びますか?」

と聞かれたら、

 

 

「風が当たるポイント」

と答えるのが一般常識かと思います

 

 

ベイトフィッシュが風に流されて

風が当たる面に打ち寄せられるからです

 

 

でも私はこれが

半分正解で半分不正解であると思っています

 

 

私はむしろ逆で

強風の日には沖向きポイントの風裏に行きます

 

 

風裏というのは釣り人にとっての風裏ではなく

ベイトフィッシュにとっての風裏です

 

 

たとえば大阪湾に

強い北風が吹いている時だと

 

こういった

北風を防ぐストラクチャーがある場所が

ベイトにとっての風裏というわけになります

 

 

ベイトフィッシュも

自分の生き残りをかけて

悪天候の中でも

生き残れる可能性の高い場所を見つけて

その場所でやりすごす

 

そういう考えです

 

 

 

他にもベイトフィッシュにとって

安全な場所といえば

「湾内」が挙げられるのですが

 

 

ついさっきまで沖にいたベイトが

荒れた海を泳ぎながら

湾内に逃げ込むには

距離が遠すぎます

 

 

そんなときにベイトフィッシュの一部は

沖向きポイントに居座りながらも

沖向きのポイントの中でも安全な場所

 

 

つまり「沖向きポイントの風裏」に移動して

そこで風がやむまでやりすごすのではないか?

と私は考えたわけです。

 

 

でも何も調べなければ

ただの机上の空論に終わってしまいます

 

「じゃあ実際に確かめるしかないじゃん」

ということで

 

「強風の日のベイトフィッシュは風に流される恐れがない場所にたまる」

という仮説のもと

2023年の春シーズンに

強風の日の青物を狙いにいってきました

 

 

②実際の釣行記録

この記事に掲載している内容は

自身のYoutubeチャンネルで動画版をUPしています

 

 

内容は当記事と変わりませんが

「動画の方がイメージしやすい」

という方はコチラをご覧ください

 

 

さてまいります

 

当日の状況

気温は9℃

水温は15℃程度

天気は曇り

 

前日から風速8mの強い北風が吹き

当日は風速5m程度の北風

 

 

依然として北風はやまないが

かろうじて釣りが成立する状況でした

 

 

☆タックルデータ

コルトスナイパーXR 100M

ステラC5000XG

PE1.5号

リーダーフロロ26.5lb

 

 

釣り場は大阪湾のメジャーフィールド

貝塚人口島 沖向きテトラ

 

 

中でもテトラ帯のいちばん北側で釣りをしました

 

この場所の北にある

足場のいい堤防は

釣り禁止となっているため

テトラ帯で釣りをします

 

 

横から風が吹きつけるので

釣りはしづらいですけどね…

 

 

でも「ベイトは確実にここにいる」

という自分の勘を信じて釣行しました

 

 

 

 

釣りの記録

開始から3投目

ルアーに何かが引っかかりました

 

 

なんか透明の魚体…

まさかの稚鮎でした

 

 

その後、何度か投げていると

シラスがヒット

 

 

開始早々、確信を得ました

「ベイトはここにいる」

 

 

あとはいつ青物がまわってくるのか?

そしていつ捕食スイッチが入るのか?

 

 

というのがわからないところ

 

 

とりあえずベイトのレンジに合わせて

表層を巻きます

 

 

というより

横からの風(北風)が強すぎて

底がとりにくいんです(笑)

 

 

だから表層一択で

メタルバイブやブレードジグなどをぶっぱなします

 

もはやメタル系じゃないと飛びません

 

 

しかし全く反応を得られず

狙いを変えます

 

 

少し無理をして

底を攻めることにしました

 

 

底を攻めた理由は

表層水温が低いからです

 

 

この日は気温が9℃

冷たい空気が表層に吹き付けています

表層の空気は冷やされて

魚にとって居心地は悪いですが

 

 

潜る力がないマイクロベイト(稚鮎やシラス)は

そのまま表層にいるしかありません

 

 

でも大型の魚は寒い表層を避けて

気温の影響を受けにくい

底付近で待機しているのでしょう。

 

で、表層の水温が上がる昼間になったら

表層のマイクロベイトを食い上げにいく

 

 

みたいなパターンなのでしょうね。

 

 

でも今日のわたし

「朝しか釣りできません」

 

 

昼まで待てないので

いま青物がいる場所を狙うしかありません

 

 

というわけで底を狙います

 

 

「青物が底にいるのはいいけど、エサは表層にある」

「それじゃあ食わないのでは?」

という懸念点が頭をよぎりましたが

 

 

表層の冷たさにやられて

弱って底まで沈んできたベイト

いわゆる「落ちパク」的な感じで食っているのでは?

と考えることもできます

 

その一縷の可能性にかけて

なんとか1匹をとっていきたいところ

 

 

選んだルアーは私のエース

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これを底まで落として

そのまま巻き上げます

 

 

中層まできたらフォールさせて

また底へ落とす

 

すごいオーソドックスなパターンです

 

 

強風で底をとりづらいですが

我慢して続けます

 

 

すると7時半頃

かれこれ寒い中で3時間ほど投げ続けたころでした

 

 

着底後に底から巻き上げたあたりで

ヌシッっというアタリが…

 

 

あまりにもひかないので

ゴミをかけたのか?

と思いましたが

 

 

魚の首振りを感じたので臨戦態勢に

 

 

なかなかに重々しい

これは…

 

 

ファイト終盤になり

魚が強い粘りを見せます

この引きは確実に青物!

 

 

そして上がってきたのは

67センチの青物(メジロ)

 

うむ、バッチリじゃ

 

 

ベイトにとっての風裏

ベイトが流されにくい場所を選び

しっかりベイトの存在を確認

 

 

そして本命の青物の存在も確認

 

 

青物に当たるかどうかは

もはや交通事故レベルの確率ですが

なんとか狙い通りに釣ることができました

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました

 

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お時間ありましたら

Youtube動画の方もご覧ください

 

 

 

 

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