条件面と見立て
11月下旬 和歌山県の某河川の南岸
この日は14時頃に満潮の潮止まりを迎え
夕マズメから夜18時30分にかけて下げ潮となる
今回は夕マズメのタイミングで
南岸のシャローエリアにエントリーした
この日の潮周りは小潮
特に夜間の潮の動きは小さいため
オカッパリからの落ち鮎パターンを
ドリフトで攻略するには
少々流れが足りない感じ
でもこの日の予報では
7mの北東風が吹くため
下流向けの川の流れが生じるうえに
北東風が当たる面にエントリーすれば
北東風によってベイトが岸に寄せられる
向かい風でルアーは飛ばないだろうけど
その風によって
今回エントリーする南岸のシャローの岸際に
弱った鮎がよせられてくるのではないか?
そしてシーバスが捕食行動を取り始めるだろう
という見立てだ
タイムリミットはおそらく
下げ潮が終わる18:30まで
その時間には風がおさまってしまうので
明確なタイムリミットがある
それまでに答えを見つけていきたい
釣行記録
夕マズメを迎える前は
フラットフィッシュ狙いも兼ねて底の地形を確認
この釣り場は何度も通っているところだが
シーバスが落ち鮎を捕食する場所として定番の
「小石が多い瀬」を探していく
前々日の大雨と強風による濁りで
フラットフィッシュのアタリは皆無だったが
夕方の明るいうちに
いい地形を見つけることができた
その場所では
シーバスに追われたのか?
15センチ前後の鮎が
水面を割って跳ねるシーンが時折見受けられた
このタイミングで落ち鮎パターンを確信し
140mm以上のルアーを投げ倒して反応を見ていくことにした
16:30
まずはバーストアッパー140で水面を確認
北東風に逆らいながらアップクロスに投げて
1秒1回転のスローリトリーブ
または2回転→1秒ステイのストップアンドゴーで誘いをかけた
他の色も試したがアタリはなく
水面では反応がない模様
そこでルアーを
ストリームデーモン160コノシロカラーに変更
水面直下20cm〜40cmの範囲を探っていく
北東風に逆らうように投げて
北東風によって生まれた流れに
ルアーを乗せてスローリトリーブ
ストリームデーモンは少しブリブリ泳ぐけれど
流れに乗ったルアーは動きが控えめになるため
それで弱った鮎を演出することができる
すると巻き途中に鈍いアタリが
しかしこれはフッキングできず
このまま暗くなるまでチャンスは訪れず
暗くなってから左に100mほど移動
ルアーは同じくストリームデーモン160
カラーはレッドヘッドパールに変更
投げるコースやパターンは夕方と同様でいく
すると4投目くらいにかすかなバイトが
しかしこれは食い込まず
でもアプローチとしては正しいので
こまめにコースや立ち位置を変えながら
キャストを続けていきます
そして17:40頃
先ほどのアタリから3投したころ
20mほど先の小石混じりの瀬で待望の水面爆発
しかしこれがめちゃくちゃ引く笑
魚体は重いしドラグが無限に出ていく
なんとか主導権を握り返して
ゆっくりと巻き寄せていく
そこでもさらに激しく抵抗
そのまま下流側に向けて泳いでいったので
キャッチできるか焦りが生まれる
なんとかタモをとって
自分の足元に巻き寄せていく
そして魚体が見える
どっぷり太ったシーバス!
そのままなんとかネットイン
陸揚げするときの
魚体の重みが半端じゃない
そして上がってきたのは73cmのシーバス
そして腹パン・・・
嬉しすぎる・・・
声にならない叫び
今シーズンでいちばんアドレナリンが出た
この1匹が釣れたあと
潮止まりを迎え、
風も弱まってしまう
この時点でアタリがなくなり
今回はこれで納竿とした
★タックル・ルアー
Early 97MMH for seabass
23 エアリティ PC-LT 3000
PE1号&フロロ16lb
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