強風の日は青物が釣れる?釣れない?ショアジギングと風の関係性

初心者の方へ

強風は敵にも味方にもなる

 

週末は釣りに行こう

といっても週末に限って爆風予報・・・

 

なんてこともありますよね

 

釣りに行く日が爆風だと

なんとなくテンションが下がってしまいますが

 

風はベイトを岸に寄せてくれたり

海に新鮮な酸素を供給してくれたり

水温に変化をもたらしたり

 

魚を釣るうえで

重要な変化をもたらしてくれます

 

でも強風が吹いているタイミングであれば

いつでも釣れるっていうわけでもありません

 

強風は敵にも味方にもなります

 

だから釣り人側には

「時期に応じて風をうまく利用すること」が求められます

 

そこで今回の記事では

強風の日にどんな点を見て

ポイント選択をすればいいのか?

考え方のレパートリーについて解説していきます

 

 

この記事を通じて

風をうまく利用して釣り場を選べるようになった

と実感を得ていただくことができれば嬉しいです

 

章立てはこんな感じ

 

 

前半の方が基本的なことを

後半になるにつれてマニアックな内容となっていくので

知りたい情報に応じて読みすすめていってください

 

 

 

基礎編

沖から吹く強風は大チャンス

沖から吹く風やベイトの多いエリアから吹く風は大チャンス

沖から風が吹いている日は

青物を釣る上で好都合です

 

 

これは簡単な理由で

風がベイトを岸に寄せてくれるからです

 

 

他にもこれは秋シーズンによくあることなのですが

一部のエリアにベイトが固まっていることがあります

 

 

そのエリアの方から風が吹いてくるときはチャンスとなります

ベイトの多いエリアからベイトが流されてきてくれますからね

 

 

冬においても沖から吹く風はチャンスです

 

 

風によって水が冷やされてしまうリスクもありますが

冬でも沖の深層の水は暖かいことが多く

その温かい水が沖からの風によって運ばれてきます

 

 

よって水温はあまり下がらず

ベイトだけを運んできてくれる風となるのです

 

 

だから冬においても

沖から吹く向かい風はチャンスといえるのです

 

 

高水温期は強い向かい風が好条件に

夏などの高水温期は

向かい風の日を選ぶと

いい日に出会えたりします

 

これは単に沖からベイトを寄せてくれるだけでなく

新鮮な酸素を海に吹き込んでくれるからです

 

高水温期には特に

海中の酸素濃度が薄くなります

そして酸欠になると魚の活性が下がります

 

そんな海に酸素が供給された瞬間に

魚の活性が上がることがあります

 

特に向かい風が吹いたときは

新鮮な酸素の溶け込んだ海水が岸に当たり

そのまま酸素を含んだ海水が底まで潜り込みます

 

だから向かい風を受けると

表層だけでなく

底まで酸素がいきわたることになります

 

 

夏の強い追い風は要注意

夏や初秋の海水温が高い時期は

追い風になるポイントは避けましょう

 

理由は、苦潮が起こりやすいからです

 

苦潮とは、海の酸欠状態のことです

 

 

この現象が高水温期の大雨のあとの

追い風によって引き起こされるのです

 

 

苦潮の仕組みはこんな感じ

①表層は酸素量が多いものの底は酸素量が少ない状態に

②追い風で表層の水(酸素豊富)が沖に逃げる

③底の水(酸素不足)が表層にわき上がる

 

 

こうして岸から近いエリアは

底にあった酸素不足の水で満たされてしまうのです

 

 

岸から届く範囲が酸素不足

となると魚は寄り付きません

 

 

こうして釣れない条件ができ上がってしまうのです

 

 

応用編

低水温期の強風日は風裏がいいときも

冬や初春の低水温期は

逆に向かい風はNGで

風が当たらない風裏のエリアに行く方がいいときもあります

 

 

初春~冬の冷たい風は

海水温を下げてしまいます

 

 

ですが風が当たらないエリアは

海水温が安定していて水温が下がりにくいです

 

 

だからこそ低水温期は

風が当たらない風裏のポイントに行く方が

高活性の青物に出会えたりします

 

 

え、でも風裏にはベイトがいないんじゃないの?

と思う方も多いかもしれません

 

 

でも逆に風裏にベイトがいるパターンもあります

ベイトフィッシュの中でも

賢い群れは海が荒れる前に風や波の影響を受けないエリアに避難しています

 

だから逆に風裏のほうが

ベイトが溜まっていることもあるのです

 

 

自身の動画で恐縮ですが

こちらは初春の風裏ポイントを攻略した動画です

こちらでもベイトにとっての風裏に

ベイトがたまっていて

それを青物が食いに来ていたというパターンでした

 

 

だから低水温期は

冷たい風や波の影響を受けにくい

風裏のポイントを選ぶ方が

じゅうぶんなベイトと活性の高い青物に出会える可能性があるです

 

 

強風の1〜2日目は風表に、3日目以降は風裏に

強風予報のときは

「その日は強風が吹き始めて何日目か?」

を気にするようにしてみてください

 

 

たとえばその日が

強風1日目か2日目であれば

風をもろに受ける風表のポイントに

 

 

強風3日目以降であれば

風や波の影響を受けにくい風裏のポイントや

湾内や河口などの波の影響を受けにくいポイントを選んでみましょう

 

 

理由を解説していきます

まずは強風1〜2日目に風表を選ぶ理由から

 

 

強風1日目のベイトフィッシュの気持ちはこうです

「あ、やべ。急に風が吹いてきて流されちゃう!」

 

 

とこんな感じで突然の風と流れに対応できず

1日目はベイトが不意に流されてくるんです

 

 

だから強風の1〜2日目は

ベイトが流れつくであろう

風表のポイントにエントリーするといいでしょう

 

 

たとえばこれが強風3日目だと

ベイトも強風という環境下に慣れてしまいます

 

 

だから強風の影響を受けない風裏や

湾内や河口などの波が安定した場所に移動しています

 

 

こうした理由から

3日目以降は風裏のポイントにエントリーするのがいいと言えます

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました