今回の記事は秋~初冬の時期の
リバーシーバスフィッシングでの釣行記録です
自分の釣りのデータを記録していこうという意図と
釣りをしてきた中で得た気づきを共有して
楽しい釣り方を発信していこうという意図
両方の意図があってこの記事を書いています
記事の趣旨としては
小潮・長潮の攻略パターン
トップとライキリ70を使い分けることで連発できる
っていう楽しみ方です
え、こんな潮で釣れたの?
しかもトップで!?バイブで!?
って感じで釣り仲間を驚かせてやりましょう(笑)
動画でもUPしております!
タックル
Early 99ML for surf
20 TWINPOWER 3000MHG
PE1号 リーダー16lb(フロロ)
食い込みを重視してMLクラスのサーフロッドで挑みます!
産卵が絡んで身重なシーバスのパワフルな引きを楽しみます!
釣行記録
2024年11月末
和歌山県の河川のシャローエリアでの釣行
水深でいうと釣行時で1~1.5mほどです
潮は小潮(翌日は長潮)
朝マズメにエントリーしました
秋~初冬にかけてのタイドグラフの特徴ですが
潮が悪い日は朝マズメの時間に干潮が重なることが多いんですね
潮が悪かろうが、私はこれをチャンスと見ています
潮が悪い日は流れが発生しないので
シーバスは流れを利用せずにエサを食わなければなりません
なかなか楽に狩りをできない状況ですが
下げ潮9分~干潮までの時間なら話は別
ベイトの逃げ場が最も狭い時間なので
こういう時間にベイトの逃げ場が狭いシャローで狩りをすれば
潮が悪くても楽にエサを食うことができます
しかもこの日はそのタイミングが朝マズメに重なる
ということはけっこう最高の条件なんですね
だから逆に潮が悪い日の方が
魚の狩場もタイミングもしぼりやすいので
予測がつきやすいんです
とはいえ、大事なのは
「どうやって釣るの?」という技術面
潮が悪い日の釣り方って難しそう…
と思うかもしれないんですが
実は意外とシンプル!
トップとバイブがあればじゅうぶんなんですコレが
ベイトは10cmほどのサッパやイナッコ
ベイトサイズに合わせてペンシルベイトを選びます
今回の場合はプガチョフコブラ90のボラカラー
これで沖の瀬まわりの水面をドッグウォークさせます
すると、地形変化の上を通るたびに…
ボフッ!ボフッ!
いいコースを通れば毎回出るんです(笑)
え、潮が悪いのにトップに出るのが意外です!
今回の場合は活性が高いからトップに出るというより
「エサを食うためには水面を使うしかないから出る」
というのが実のところ
流れがない分
流されてくるエサを食ったり
流れをかわせる場所に集まったベイトを一網打尽にしたり
そんな感じの効率のいい狩りはできません
流れに頼れない状況でエサを追い込むには
純粋に地形と水面を使うしかありません
その中でも地形変化が絡む水面は最高の条件
ベイトの逃げ場がしぼられる地形変化と
逃げるベイトを阻む水面という感じで
エサを追い込みやすい条件がダブルであるからですね
結局こういう潮が悪い日は
エサを追い込みやすい一等地に
エサを追い込むしか方法がないので
活性が高いからトップに出るのではなく
「エサを食うためには水面を使うしかないから出る」
っていう見解を持つに至りました
えーと、実釣日に話を戻しますが
たしかに、ピンポイントの水面を
ペンシルベイトのドッグウォークで丁寧に狙うと
潮が悪くてもバコバコに出ました
ただ、トップに出るけど吸い込みが弱くて
なかなか乗らないってときもあるんですね
私の釣行日もそんな感じでした
ここでフォローベイトとしてライキリ70を投入します
カラーはゴールドチャートイワシ
あとで理由は解説しますが、
潮が澄んでるけどド派手にいきます(笑)
トップに乗らない原因は
魚の吸い込みに対して
トッププラグの浮力が反発するからです
魚はホンモノのベイトを吸い込むつもりで食いにくるけど
浮力が邪魔をして口に入り込んでいかないってやつですね
この場合は
浮力のないシンキングタイプのルアーで水面直下を狙うと
浮力が邪魔することなくすんなり口に入っていってくれます
そこで選んだのがライキリ70
微波動なバイブレーションです
最初に言っておきますが
本来ならライキリ70では水面直下は狙えません
バイブレーションは必然的に少し潜ってしまいますからね
レンジでいうと最低でも50cmぐらいは潜ります
でもこのレンジを水面直下まで押し上げるために
竿を立ててダウンクロスに投げて巻きました
ダウンから巻いてくると
流れを受けて糸が上方向にふくらんで
ルアーのアイから糸が上方向に延びることになります
この状態で巻くとルアーは上方向に引っ張られるので
ルアーのレンジは浮き上がります
潮が動かない日といっても
河川が生む軽微な流れはあったので
ちょっとした流れでもプラスにして利用します
ライキリを下流側に投げたのち
前述した作用を利用してライキリのレンジを押し上げ
水面直下を泳がせていきます
懸念点として、下流側から流れを受けると
ルアーが水を受けすぎてバタついてしまうのが心配になりますが
ライキリは元々微波動なバイブレーションなので
強く水を噛んだとしてもバタつきすぎないから
下流側から巻くときは重宝しますね
そんなこんなでライキリ70を投げると…
1投目でドスッ!!
魚が太っていて体力があるので
けっこうファイトが長引きましたが…
シーバスぅぅぅ!(脳汁)
この1匹が釣れてから10分後にも…
ドンッと1発きました
さっきよりデカいし引く!!
よし、弱ってきたからタモ入…
フワッ…………
バレたーーーーーーorz
って感じで1日目が終了
その翌日にも同様の潮だったので
同様のパターンでやると…
ライキリ70 マコイワシの
マイクロベイトホロのカラーでヒット!
潮が悪いけど、
いろんな引き算をしてヒットパターンを読んでいく
「ハンティング」っぽい釣りができて楽しかったです!
カラー選択を考察
最後にカラー選択について述べて締めくくります
1日目はライキリ70のゴールドカラー
水はきれいだけど派手なカラーでのぞみました
これは魚をイライラさせるためです
トップで出たけど乗らなくて
シーバスは水面のエサを食いたいのに食えない
っていうもどかしい気持ちになっていたので
そのイライラをさらに加速させてやるために
あえて派手なカラーでぶっこみました
これで食ってこない場合は
VJなどのワームで食わせればいいやと気長に思っていたのですが
1投目の段階で即バイトだったし
バレたけど2本目もヒットしたので一件落着です
2日目は派手なカラーではバイトがなく
ナチュラルカラーで挑みました
風が強くてトップで出そうになかったのと
持ち合わせのトッププラグでは
風が邪魔をして狙いたい地形に届かなかったので
この日はそもそも「トップで誘惑する」というくだりを省略しました
だから最初からライキリ70を使ったのですが
前日と比べて「水面のエサを食えなくてイライラ!」
という感情を持たせることができていなかったので
怒らせて食わせるというよりは
シンプルにナチュラルなエサを演出して
「エサを食わせる」ということを意識
というわけでナチュラルカラーを選択しました
とまぁこんな感じでやっていくと
前日とは違う反応を楽しめたので
これもまた一興で夢中になれました
記事は以上です
いろいろ考えてやっていくと
潮が悪い日の釣りが楽しくなってきます
今回は潮が悪い日のシーバスゲーム
トップとライキリを使った楽しみ方についてお送りしました
最後までお読みいただきありがとうございました
コメント