リバーフラットフィッシュ攻略① 釣れる場所や時合はこうして予測する

初心者の方へ

はじめに

5月初旬

朝は冬のように冷え込み、

日が昇ってくると猛暑に見舞われる春の日

 

3日連続でフラットフィッシュを狙いに行きました

 

目的は魚の居場所時合の傾向に関するデータをとること

この期間の調査のおかげで

また1つ、条件読みがうまくなりました。

 

 

この記事では

河口でのフラットフィッシュゲームにおける

①釣れる場所の探し方

②釣れる時間の予測方法

以上2点を実釣記録を交えてお話していこうと思います

 

 

フラットフィッシュは条件読みが9割!?

春の魚は水温が上昇したときに活性が上がる

という仮説のもと、

5月初旬の河口を調査していきました

 

なぜそういえるか?

 

春シーズンは夜中から朝にかけて

気温が1ケタ台にまで落ち込みます

 

その間に水温が一気に低下し、

魚たちにとっては苦しい環境

 

でも日が昇ってくると水温が上がるので

魚たちにとっては居心地のいい水温になるはず

快適な温度になったとき

積極的な捕食行動をとるようになるのです。

 

 

よって今回は、

水温が上がりやすい条件をそろえた場所

水温が上がりやすい時間帯

Googleマップ・天気予報・潮汐表をもとに予測し

釣り場とタイミングを選定しました

 

逆に水温が高いときは

今回述べた内容と逆のことをすればよいわけです。

 

さて、本題に入ります

 

 

場所選び

今回は水温が上がりやすい

3つの条件を満たしている場所を選びました

 

①シャローエリアであること(干潮時に干上がらないレベル)

②川のインサイドであること

③流れをさえぎるストラクチャーがあること

 

 

なぜそのような場所を選んだのか?

ひとつひとつ解説していきます

 

 

①シャローエリアは水温が上がりやすい

シャローエリア(浅い場所)は水量が少ないため

気温や太陽光の影響をモロに受けます

 

水量が少ない分

冷気に冷やされるのも速いですが

逆に暖気によってあたためられるのも速いです

 

今回は晴れた日の日中に釣行したので

水温が上がりやすく

朝の冷え込みから水温が回復しやすいような

シャローエリアを選びました

 

 

②川のインサイドは流れが弱い

人工物の影響を受けすぎていない河川では

たいてい川筋が蛇行しています

 

川が描くカーブの内側をインサイド

カーブの外側をアウトサイドといいます

 

この中でも川の流れを強く受けるのがアウトサイド

 

逆にインサイドにはそんなに流れが当たりません

で、今回は流れの当たりにくいインサイドに陣取ったわけです

 

 

なぜインサイドなのか?

 

「流れが当たりにくい」というのは

陸上で言えば「風が吹いてない」

というのと同じような感じです

 

この日は朝イチに水温が低下していた

魚にとっては寒いです

 

人間もそうです

寒い日に風があったら凍えちゃいますよね…

そんな寒い日には風の当たりにくい場所に逃げ込みたくなりますよね…

 

 

魚の立場で言い換えると

水温が低くて凍えそうな日には

流れ(風)があたりにくい場所に行きたくなるわけです

 

というわけで

流れが当たりにくく

魚の体感温度が高くなるインサイドを選択しました

 

 

③流れがない場所ほど水温が上がりやすい

今回選んだのは

左右に流れを防ぐストラクチャーがある場所でした

 

左右にストラクチャーがあると

流れがせきとめられます

こういった流れのきいてないところの方が

水温は上がりやすいため

ストラクチャーが左右にある場所を選びました

 

これも人間におきかえるとわかりやすいです

 

換気されていない部屋って

人の体温やらなんやらで空気があたためられて

その熱気が閉じ込められて

すぐに温度が上がっていきますよね?

 

それと同じで

流れがせき止められた場所は

太陽光によってあたためられた水が

閉じ込められて外に逃げにくいんです

 

だからこそ、

暖かい水がたまり、

日中にいち早く水温が上がり

魚の活性も上がっていきやすいのです

 

 

時合の予測

釣れる場所選びも大事ですが

釣行する時間帯も肝心です

 

 

釣れる時間を選ぶ際にも

水温が最も上がりやすい時間」を選んでやると

春シーズンの釣果は上がりやすいです

 

具体的に言うと…

晴れた日の場合は

「晴れた日の日中」

「干潮潮止まり前後」が理想的と言えます

 

 

干潮前後は水位が最も低く

水量が少ないため

太陽光によってすぐに水があたためられるからです

 

 

 

でも晴れていなければ

太陽光の恩恵を受けることができません

 

もし釣行日が雨または曇りの場合は…

上げ潮の始まりから満潮潮止まりまで」

が理想的といえます

 

これは川の水よりも

海側の水の方が暖かいからです

 

 

海側の暖かい水がふんだんに入ってくる

上げ潮のタイミングが

春シーズンの曇りまたは雨の日の河口では

ベストな条件と言えます

 

 

長くなりましたが

こんな感じで釣れる場所と時合に関する考え方をお伝えしておきます

 

では実釣編へ

※動画版はコチラです

 

 

 

実釣編

気象条件

5月1日 8:30~13:00 中潮

和歌山県 某河川の下流域

水温上昇の条件を満たしたシャローエリア

風はほぼ無風で天気は晴れ

 

 

釣りの記録

8:30 実釣開始

ルアーは14gシンカーのジカリグに

クレイジーフラッパー2.8インチ

カラーはサイトフラッシュ(白系)

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時々シェイクしながら

あとはズル引きするだけの簡単なお仕事です

 

 

干潮時刻が10時過ぎなので

干潮時刻の90分前

8時30分に釣行開始しました

 

流れを受けにくいエリアを選んでいるので

状況はベタ凪

サムネ画像にもある通り

こんな感じの状況ですw

 

 

ドヨン…

 

しかし

「こんなん釣れるんかいな?」

という迷いはすぐに消え去りました

 

 

3投目でさっそくアタリ

しかし吐かれてしまう…

 

その後、エリア内でランガンしていると

コツっというかすかなアタリ

 

少し待ってみると一気に飲み込みました

 

フッキングを入れてファイトに移る

そして上がってきたのは40センチのマゴチだった

 

小さいけど我慢…

 

 

潮止まりに少し休憩したのち

11:30に釣りを再開

潮がとまっている間に水温が上がり

朝と比べて3℃も上がっていました

 

低水温の時期だったので

この水温上昇は最高の条件

期待が高まります

 

上げ潮に転じたタイミングで

潮の色も変わってきたので

カラーを少し変更

 

クレイジーフラッパー2.8インチ

ブラックチェリー(赤系)を使用しました

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するとまさかの1投目でバイトが発生

でも地形に引っかかっているような気もする…

 

ん?

居食いしているのか?

 

よし、疑わしきはアワセ!

グンッ!

 

乗った!

しかもデカい!

めちゃくちゃ首振る!

いいぞいいぞ!

魚体が見えた!

 

まるまる太ったマゴチ!

しかし…

フワッ…

 

え、、、

まさかの目の前でスナップが破断

 

そしてマゴチは深いところに帰っていきました…

※ゴープロの映像より抜粋

 

 

その後、気を取り直してランガン!

 

すると10投目ぐらいに…

コツっ

かすかなアタリ

 

そのままじっくり飲ませてからフッキング!

上がってきたのは42センチのマゴチだった

 

 

この日は4バイト

 

内訳は

1吐かれ

2キャッチ

1寸止めプレイ←

って感じでした(笑)

 

そのあと2日間連続で同じポイントに通いました

どちらも天気は晴れ

干潮潮止まりの前後の時間帯にエントリーし

 

2日目は54センチのマゴチ

 

3日目も48センチのマゴチをゲットしました

 

乗せきれないアタリもあったので

少し難しかったですが

低水温期の春マゴチ

釣れる場所や時合の傾向を掴み

3連勝を果たしました

 

このあと2日連続で

別のエリアに行ったのですが

別の条件下で両日とも釣果を出し

ゴールデンウィークは5連勝を飾りました

そちらについてはまた別の記事にて!

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