寒い冬 釣れないときはボトムワインドがオススメ【フラットフィッシュ】

初心者の方へ

初冬はルアーを食わせるのが難しい時期…

少しむずかしい時期がきましたね

 

2023年の秋は夏日の混じる日々が続きましたが

晩秋になると急激な冷え込みがきて

一気に冬の姿が見えてきました

 

そうなると急激に水温が下がるわけで

急激な水温変化が苦手な魚たちは

全然ルアーに口を使ってくれなくなっていきます

 

そういう意味で

「少しむずかしい時期」がきたと

釣りをしながらしみじみと感じました

 

魚の食いが悪くなってくるし

これからもっと悪くなってくるんだろうな・・・

そんな心配がよぎる時期でもあります

 

ですがそんな時期だからこそ

ボトムワインドが大活躍してくれます

 

 

今回の記事では

①水温低下が激しいときの魚の動向

②ボトムワインドが有効な理由

 

この2章に分けて

晩秋の冷え込む時期に

私がボトムワインドを多用する理由や

それで釣れるメカニズムを

釣行記録を交えてお話していきます。

 

 

動画版はコチラ

Youtubeでもフラットフィッシュの釣行動画を配信しておりますので

よろしければそちらもご覧いただけると幸いです

 

 

急激に水温が下がったときの魚の動向

晩秋の水温が急激に低下したとき

フラットフィッシュがどう動くのか?

 

その動きを理解したうえで

釣り方を逆算して割り出せば

魚はちゃんと釣れるはずなんです

 

結論から言うと

気温・水温ともに急激に下がったとき

フラットフィッシュは二手にわかれます

 

①寒さに耐えながら

手前のシャローやブレイクでエサを取ろうとする個体

②寒さに耐えかねて遠くの深場に落ちる個体

 

 

①の個体は手前のシャローに

ミノーやシャッドテールワームを通して

巻いていくだけで食ってくれるかもしれません

 

でも寒くなってくると

そんなアグレッシブな個体の数は少ないし

ルアーが通る回数も多いので

スレの進行も速いです

 

圧倒的に多いのは

②寒さに耐えかえて遠くの深場に落ちる個体

これのはずです

 

深場は冷たい外気の影響を受けにくく

浅い場所に比べると水温が安定していますからね。

 

魚にとっての深場というのは

「寒い日でも住みやすい場所」

 

なのですが

深場は「エサを食いやすい場所」ではないんです

 

深いということは

エサとなる小魚が逃げ回れる範囲が広いということ

だからエサを取りにくい場所なんです

よって深場にいる魚は

単純に住みやすい場所に居着いてるだけで

エサを食うためにスタンバイしているわけではないんです

 

ということで

「深場にいる個体は食い気が立っていない」

というのが現実なんです

 

そんな遠くの深場を攻略するのに

今回の記事の主役である

ボトムワインドが活躍してくれるわけなんです

 

 

飛距離とリアクションバイトを有効活用する

ボトムワインドには「2つの長所」があります

①飛距離が出て深場に届く

②活性に関係なくリアクションバイトを引き出せる

この2つです

 

ボトムワインドに使用されるワームは

ピンテールのものが多く

空気抵抗が小さいです

 

だからフラットフィッシュに使われる

シャッドテール・カーリーテールグラブなどの

他のワームと比べて格段に飛びます

 

この飛距離という強みを活かして

遠くの深場に落ちたフラットフィッシュに

ルアーを届かせることができます

 

 

そしてピンテールワームは

水の抵抗が小さいため

水中でキビキビと左右にダートします

 

これによって

たとえそこいいる魚が低活性であっても

反射的に口を使わせることができるというカラクリです

 

他にもフラットフィッシュは

ダート後にフォールするワームを見て

「あ、ちょうどいいところに食いやすいエサが落ちてきた」

と思うのでしょう

 

深場にいたら棚からぼた餅

 

そんな感覚で口を使ってくれると考えています

 

 

ボトムワインドでの釣行記録

11月中旬の午後

とある河川 下流域 インサイド

 

最高気温13℃

最低気温5℃

水温19.5℃(前日比 -1.5℃)

北風約3m

釣行時間は14:30〜17:15

 

 

14:30 釣行開始

 

はじめは14gのリグに
4〜5インチのシャッドテールワームやグラブを使用

 

手前のブレイクラインを巻きで誘っていく

 

しかし手前を巻いてもアタリがなく

投げたときのファーストフォールの着底直前に

かすかなバイトがあるのみ

 

魚もほぼ食い気がないんじゃないか?

と心配になってきました

 

 

そこで想像力を働かせます

 

考えたことは2つ

①ファーストフォールの着底間際にバイトが出るのはなぜか?

②そのバイトをフッキングに持ち込むにはどうすべきか?

 

過去の経験則から仮説を立てていきます

 

①ファーストフォールの着底間際にバイトが出るのはなぜか?

前日からの水温低下に加えて

当日の気温が低いので

外の冷気の影響を受けやすい浅場を嫌っている

 

よってフラットフィッシュは

手前のブレイク(水深2m弱)にはおらず

沖の深場(水深4m程度 この川の流芯)のところに

落ちているのではないだろうか?

 

 

ただし課題もあります

深場は冷たい外気の影響を受けにくくて

水温は安定するものの

深場は小魚の逃げ場が広いため

捕食には適していない

 

だからこの日のフラットフィッシュは

スイミングするルアーを積極的には追わず

フォール中にバイトしてきたのだと思われます

 

 

②そのバイトをフッキングに持ち込むにはどうすべきか?

フォール中にかすかなバイトが出るだけ

というレベルでこの日の活性は低い

 

これを食わせるためには

スローなリフト&フォールで究極に食わせに寄せるか

逆にキビキビとしたアクションで

リアクションバイトを狙うしかないと考えられます

 

 

こんな感じで

活性が低いなりの対応をとっていくしかない

 

ここで選択したのが

15gのDS HEADとDD8の3インチ

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空気抵抗が小さくて遠投が可能で

ボトム付近でキビキビとしたダートアクションを出せる

 

これで沖の深場に落ちた低活性個体の

リアクションバイトを狙い

その後のフォールで魚の目の前にワームを落としていく

 

 

リアクションバイト狙いもできて

リフト&フォールのフォールバイトも狙える

 

これができるのがボトムワインドの強みです

 

結果は1投目に出る

DD8 3インチ ヒラメレッドを遠投

ダートアクションを3回入れてフォール・着底

この繰り返しで狙います

 

 

するとこのアクションの2サイクル目で

早速バイトが出ました

 

魚の引きはやけに軽く

上がってきたのは30cm程度のマゴチでした

 

こちらはリリースして

ランガンしながら大型を狙います

 

 

使用したのは同じく

15gのDS HEADと

DD8の3インチ ヒラメレッド

 

 

20分ほどランガンしたあと

ダウンクロスに投げて

ダートアクションを3回入れてフォール・着底

 

このアクションの2サイクル目で

またバイトが出ました

すかさずフッキングを入れてファイトに移ります

 

明らかに魚体は重いし

ヘッドシェイクの1発1発が重い

これは確実にデカいマゴチ

 

マゴチの姿が見えましたが

マゴチはダッシュして最後の抵抗を見せます

 

 

そしてお約束のローリングをして

更にダメ押しのヘッドシェイク

タモ入れに移ろうとしたそのとき

 

フワッ

 

 

まさかの目の前でバラシ・・・

さすがにテンションが下がります…

 

 

この日はあとが続かず納竿しました

 

そして翌日にリベンジ

潮も天候も似たような感じなので

同じタイミングでエントリー

 

メインで使用したのは

DD8のヒラメレッド

 

やっぱり勝負を決めるときはこのカラーです

 

いろんな角度でDD8を投げ分けていくと

着底から1シャクリ目でアタリが!

 

すかさずアワセを入れて

フッキングが決まる!

 

そして上がってきたのが

50cmジャストのマゴチでした!

 

昨日のリベンジを果たすことができました!

 

そのあと迎えた夕マズメ

空も曇ってきてローライトの状態

 

赤ではアピール力が不十分かな?

ということでカラーを変更します

 

選んだのは地元の釣具店のオリジナルカラー

根絶やしチャートグロー

 

 

暗い海中でもしっかり目立ってくれるカラーです

カラー変更から1投目・・・

 

フォール中にドンつ

そこでアワセを入れてフッキング成功

 

まぁ魚体は軽かったのですが

上がってきたのはちびマゴチでした

 

とまあこんな感じで

晩秋から初冬にかけて木枯らしが吹く時期

水温が一気に低下していく時期の

魚の動きやヒットパターンをご紹介しました

 

 

Youtubeでもフラットフィッシュ釣行の動画を配信しておりますので

よろしければご覧いただけると幸いです

 

 

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