小潮・ベタ凪の激戦区にはララペン125Fが有効でした【貝塚人工島・ショアジギング】

初心者の方へ

残暑が厳しかった2024年

9月でも真夏並みの気温で

記録的な高水温だった2024年の夏でしたが

 

 

今回はそんな9月の貝塚人工島(大阪湾)で

小潮・ベタ凪・ハイプレッシャーといった

釣れにくい条件がそろった日に

ダイビングペンシル(ララペン125F)でブリが釣れた話について記します

 

 

・潮が悪い日なのにルアーでブリが釣れる理由は何なのか?

・なぜこの環境下でダイビングペンシルを選択したのか?

 

という論点を中心にお話していこうと思います

 

※動画もUPしていますのでそちらもご覧いただけると嬉しいです

 

 

小潮・ベタ凪でブリが釣れる その要因の分析

明らかにルアーで釣るのには向いていない潮ですが

2024年の9月11日の小潮・ベタ凪の日に釣れた要因は何なのか?

 

 

 

結論からいうと

朝マズメが干潮と重なるから

というのが私の答えです

 

 

 

秋の小潮の日は

干潮まわりの潮位から始まることが多いです

 

干潮時は水深が最も浅くなるため

小魚の逃げ場が狭くなります

つまり青物からすると最も小魚を捕まえやすい時間ということになります

 

 

 

大型の賢いフィッシュイーターほどこの原理を理解していて

たとえばシーバスフィッシングなどでも

「干潮の時間にランカーシーバスが釣れやすい」

というセオリーがあったりするぐらいです

 

 

 

青物にとってもこれは同じで

干潮時が最も楽に狩りをできる時間となり

大型青物は干潮の時間に狩りをする確率が高いと考えたわけです

 

 

 

さらに干潮の時間が、

青物の活性が最も高い朝マズメと重なるということは

ルアーマンにとっても大型青物を狙いやすい潮になるということです

(釣るのが簡単なわけではありませんが)

 

 

ここに可能性を見出して

私は明らかに渋い潮の貝塚人工島に出向きました

 

 

 

「大型青物は水面にいる」夏の大阪湾特有のセオリー

今回は大型青物を狙って釣るために

「 大型青物の釣れる場所のしぼりこみ」を行いました

 

 

その結論としてたどりついたのが

「トップウォータープラグで水面を狙う」という答えでした。

 

 

 

「 大型青物は底にいる」というのがセオリーですが

逆に「大型青物は水面付近にいる」と結論付けた理由はなぜか?

これは夏の大阪湾の酸素濃度が関係しています

 

 

大阪湾では夏になると海中の酸素濃度が低下し

外気とふれあっていない底の水は

最も酸素濃度が薄くなってしまいます

 

 

 

青物は酸素の消費量が多く

大型の個体になるほど多くの酸素を消費します

 

 

ということは、

「夏」という条件下ではセオリーがくつがえされ

大型の青物は低酸素状態となる底を嫌うと考えました

 

 

 

逆に水面付近は外気と触れ合っているため

つねに酸素が供給されます

 

そこで私は、酸素消費量が多い大型青物なら

水面付近の酸素の濃い場所を好むと結論づけたわけです

 

 

だから私は水面をタイトに狙っていくために

トップウォータープラグを中心に使っていくことにしました

 

 

 

「トップの特権」を駆使する

今回は潮が悪くてベタ凪の状況の

ハイプレッシャーフィールドでの釣り

 

 

ベタ凪の状態では

ルアーの存在がくっきりするので魚から見切られやすく

 

 

さらに、人が多くて投げ込まれるルアーの数が多いため

魚の警戒が高まることで

ルアーはさらに見切られやすくなります

大型青物は賢いのでなおさらです

 

 

こうした見切られやすい状況を攻略するためには

トップウォータープラグが有効です

 

 

「トップウォータープラグは見切られにくい」

というアドバンテージがあるからです

 

 

トップウォータープラグは

アクションさせるたびに泡をまとうため

シルエットがぼやけます

 

 

さらに水面に差し込む光のまぶしさが

青物の視覚をかく乱するので

水面で動くトップウォータープラグは見切られにくいです

 

 

 

さらに、水面は小魚を追い込む壁として機能するため

青物からするとトップウォータープラグは

エサを追い込みやすい水面に

死にかけたような状態で泳いでいる

栄養価の高い魚としてうつるでしょう

 

 

 

前章で述べましたが

夏は底の酸素濃度が下がるため

酸素濃度の高い水面に大型青物が集中するという点と

 

 

この章で述べた

凪・ハイプレッシャーといった見切られやすい状況でも

トップウォータープラグは見切られにくいという強み

 

 

私が夏の大型青物を狙うために

トップウォータープラグを抜擢した理由はこの2点です

 

 

 

選んだプラグはララペン125F

 

小型のダイビングペンシルの中でも

アピール力が弱い部類のものです

 

 

当日はポッパーやラピードF130など

他のトッププラグも持ち合わせていたのですが

人が多くてプレッシャーがかかっているので

できるだけアピールの弱いものをチョイスしました

 

 

ララペンを選んだ効果は絶大で

チェイスが繰り返されミスバイトも1回

 

 

そして干潮の潮止まりを迎えた6:30

水面直下でララペンを大型の青物がかっさらう姿が見えました

そのまま竿が弓なりにしなり、ドラグが出されます

 

 

これは確実にでかい!

じっくり耐えながらファイトをして魚を徐々に弱らせ

魚体があらわれます!

 

これはブリや・・・!

 

 

感動とともにタモ入れに成功

 

 

何段階もの読みを的中させ

ダイビングペンシルで小潮・ベタ凪・ハイプレッシャーのフィールドを

完全に攻略できた瞬間でした

 

 

これほどシビレた瞬間は

今後の釣り人生の中で忘れることはないと思います

 

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました

 

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