「サゴシが釣れない」という人へ。サゴシの釣り方・コツを紹介【ショアジギング】

技術解説

今回の記事 こんな人にオススメ

・サゴシの釣り方が苦手

・サゴシとの相性が悪い

・サゴシを狙って釣りたい

・サゴシをもっと釣りたい

とお悩みの方

 

たしかに…

よく一緒に釣りにいく友人がいるのですが、

私にはサゴシしか釣れなくて、

友人には青物しか釣れない

ってこともしばしば…

 

これって偶然??

 

これって多分、

狙いの層アクションのクセで、

どの魚が釣れるのか左右されているんじゃないかな?

と考えて記事を書いてみました。

最後までお読みいただけると嬉しいです。

 

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筆者について

阪神間のフィールドで青物を狙うアングラー

 

表層狙いや速いアクションでの釣りが得意なので

サゴシ釣りは得意分野です

青物を狙う映像をYoutubeで配信しています。

 

サワラ狙いの実釣動画も上げています

コチラですね。

参考に御覧いただけると嬉しいです。

 

 

サゴシを狙い打ちするには?

サゴシを狙い打ちするために

心がけているのは3つです。

 

①サゴシは表層を狙う

②サゴシは速いアクションで狙う

③サゴシ釣りはレンジキープが大切

 

この3点を意識している理由を、

サゴシの習性や特徴を交えながらお伝えしていきます。

サゴシは表層を狙え!?

サゴシは表層にいることを好みます。
なぜサゴシは表層にいるのでしょうか?
てっちりなりに考察していきたいと思います。
※あくまで、てっちりのデータをもとにした考察です
 釣りをするエリアや水温などの要素に応じて、結果は変わってくると思いますので悪しからず。

ポイント : サゴシには浮袋がない

魚体や人体は、水よりも比重が重く、

水の中で停止していると沈んでしまいます。

 

ですが、体の中に空気をためこむことによって、

浮力を得ることができます。

たとえば浮き輪もそうです。

中に空気がパンパンに入った浮き輪は、

水に浮かびますよね?

魚も人間も、浮き輪と同じ要領で

水よりも軽い「空気」を体内にためこむことで

水中で浮かぶことができるのです。

Q.浮袋がないってことは、
サゴシはうまく浮けないってこと?

 

A.速く泳いでいるときは、浮くことができます

 

でも「自由自在に浮いたり沈んだりすることができない」

という感じだと思います。

 

サゴシには浮袋がない分、

浮力の調整をしにくいです。

いちど底に潜ってしまうと、

表層に上がるのが大変

表層にエサがあるのに、

底から表層に上がるのに時間がかかってしまうと

ライバルに先を越されてしまいます

 

そうした理由から、

サゴシはいちいち底にもぐらず

表層に居座ることを選んだ」のかもしれません。

(てっちりの仮説ですが)

あ、だからサゴシは表層で釣れるのか!

てっちりはそのような仮説を立てて、釣りをしています。

 

サゴシは速いアクションで狙え!?

てっちりの釣果記録を分析すると、
サゴシは早巻きハイピッチのジャークにヒットすることが多いです
その理由もあわせて考察します
※あくまで、てっちりのデータをもとにした考察です
 釣りをするエリアや水温などの要素に応じて、結果は変わってくると思いますので悪しからず。

ポイント① : サゴシは泳ぎが速い魚

てっちりが手に持っているのがブリとサワラ

どちらも同じくらいのサイズです

 

☆写真からわかる特徴

「サワラはブリより、頭が鋭くて薄型」

ブリの頭が特急列車みたいな形だとすると

サワラは新幹線みたいなとがった形です

つまりサゴシ(サワラ)は

泳いでいるときの水の抵抗が小さいのです

サゴシ・サワラがヒットしたとき
最初だけものすごい勢いで引きます。
サゴシ・サワラの泳ぎがめちゃくちゃ速いからです。
サゴシ・サワラの泳ぎの速さのヒミツは、
水の抵抗が少ないボディ」から来ています。
Q.なんでわざわざ、速く泳ぐの??

しんどくない?

A.そりゃしんどいと思います。でも、速く泳がないと体が浮きません。
あ、サゴシには浮袋がないのか!
そういうことです。
力学的な話をすると、
話が長くなってしまうので割愛しますが
とりあえず、速く泳いでいると体が浮かびます
サゴシには浮袋がないので、
体を浮かべるためには
速く泳ぎ続ける必要があります。

☆プチまとめ

サゴシ・サワラは水の抵抗が小さく、泳ぎが速い

体を浮かせるために、速く泳いでいる

じゃあ、ハイスピードで泳いでいるサゴシ・サワラに対して有効なアクションは?
同じく、速いアクション!
ということですね!

ポイント② : サゴシは視力が高い

研究によると、
サゴシは魚の中でも目がいいようです。
ハイスピ―ドで泳いでいるのに、
目が悪かったら死活問題ですよね!
では聞きます。
目がいいサゴシに対して、ゆっくりめのアクションを続けるとどうなりますか?
てめぇ、どうせルアーだろ!

って気づかれちゃいますね(笑)

そういうことです。
もちろん例外もありますが、
サゴシはゆっくりめのアクションを見切ってしまいます。
だからてっちりは、
サゴシを狙うときには速いアクションを心掛けています!

サゴシ釣りでは「レンジキープ」が大切!?

先ほどの章でも紹介しましたが、繰り返しておきます。

ポイント : サゴシには浮袋がない

「サゴシは浮袋がないため、泳ぐ深さの調節が難しい
ということをお伝えしましたね。
サゴシの気持ちに立って考えると、
「あまり上下動しないようなエサを食べたい」
となるわけです。
たとえば、メタルジグはどうでしょうか?

☆メタルジグの場合

中層や底からしゃくり上げた場合

急激に浮上する

☞泳ぐ深さの調整が難しいサゴシにとっては

ジグのタテの動きは追いかけにくい…

となると…
ミノーやメタルバイブは?

☆ミノー&メタルバイブの場合

タイプによるが、表層を巻いた場合、

水深2m付近をキープできる

 

底から巻いた場合は、

急激に浮上せず、少しずつ浮上する

☞泳ぐ深さの調整が難しいサゴシにとって

ミノーやメタルバイブのヨコの動きは

 追いかけやすい!

実際に、てっちりの実釣データを見てみましょう。
「ミノー&メタルバイブなど、巻物系の釣果が66%」
となっています。
これは偶然ではないと思われます。
ミノーやメタルバイブはレンジキープ性能に優れ
サゴシにとって追いかけやすいエサ
になっているのでしょうね!
とはいっても、
タテの動きを得意とするメタルジグでも、
釣れないわけではありません。
ただし、メタルジグでサゴシを狙う際は、
タテにしゃくるのではなくヨコにしゃくるのがいいでしょう!
そうすれば、浮き上がりを抑えることができて、
サゴシにとって追いかけやすいエサに見えるでしょう!

サゴシをルアーで釣りたい! オススメカラーは?

そもそも魚がカラーを認識しているのか?
という点については、学者の間で結論づけられていないようですが
一応、てっちりの過去の実績をもとに
「そういえばこのカラーで釣れてるな」
というものをオススメしていきます。

シルバー系やシマノの「キョウリンカラー」

右から順に

①シマノロックディープ

キョウリンコノシロ

②同 キョウリンパープル

③ビッグバッカー鰤カスタム シルバー

④ビッグバッカースライドスティック

グローストライプ/ボーダーホロ

特に晴れた日の、日が昇ったあと

シルバー系シマノのキョウリンカラーのルアーを使用しています。

 

ルアーが動くたびに日の光を反射して、遠くにいるサゴシにアピールできるからです。
サゴシは目がいいので、きっと気付いてくれるはず!
そう思いながら、信じて投げています!
※それぞれのルアーの特徴に関しては、次の項目で述べたいと思います!

グロー & ピンク

右から順に

①サムライジグサゴシチューン

ゼブラグローピンク

②撃投レベル ピンクグロー

③撃投レベル タグピンク

色の構成については、図のとおり

朝イチの薄暗いときや、曇りの日などは、日の光が届きにくいです
そんなときには、グロー系・ピンク系が有効です
特にグロー系は少ない光でも発光するし、UVライトで蓄光することも可能
光が少ない環境下でも、遠くにいるサゴシにアピールすることができます!
派手なピンク系もオススメ!
目のいいサゴシから「発見されやすい」カラーを選ぶといいでしょう!
※それぞれのルアーの特徴に関しては、次の項目で述べたいと思います!

てっちりのサゴシ実績ルアー 4選

シマノ ロックディープ120S 30g

☆サゴシ狙いにこのルアーを使う理由

①キョウリンカラーで抜群のフラッシング

☞遠くのサゴシから発見されやすい

②30gで遠投性能が高い

表層~水深5mエリアまで攻めれる

初期装備のフックは磯用設計で太すぎます、

そのため、サゴシの口切れを招く可能性があります

フックのサイズを落とす方が賢明です

 

◆推奨フック

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ビッグバッカースライドスティック

☆サゴシ狙いにこのルアーを使う理由

細身のシルエットで、引き抵抗が小さい

☞サゴシに見切られないような速いアクションをしても、腕が疲れない

 

②シルバー系はフラッシング効果絶大

☞遠くのサゴシにも発見されやすい!

 

段差仕様ツインアシストフックが初期装備

サゴシの細かいアタリも逃さない

 

ビッグバッカー107HW 35g

☆サゴシ狙いにこのルアーを使う理由

表層を引くと、2mのレンジをキープ

☞サゴシが好む表層をサーチしやすい

 

3フック仕様でフッキングしやすい

☞食うのが下手なサゴシに、フッキングをしっかり決めれる

 

フラッシング効果で、サゴシから見つけてもらいやすい

 

ただし標準フックは弱いので、

太軸のフックに交換することを推奨します。

 

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アイアンマービー109

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アイアンマービーは引き抵抗が軽いメタルバイブです。

ビッグバッカーでは重いな…

って思う方にはこれがおすすめです。

 

私もそろそろ歳なので、

引き抵抗が軽いアイアンマービーばかり使うようになりました(笑)

寄る年波には勝てません。

 

アイアンマービーでサゴシを連発する動画はコチラです。

 

ただし標準フックは弱いので、

太軸のフックに交換することを推奨します。

 

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まとめ

てっちりがこれまでのサゴシ釣果から学んだ法則性を紹介しました

もういちどまとめておきます

①サゴシは表層に居座る!

表層を狙え

 

②サゴシは泳ぎが速く、目もいい

☞見切られないように、速いアクションで狙え

 

③サゴシを釣るためにはレンジキープが大切!

ミノーやメタルバイブなどの巻物系がオススメ

ジグの場合は横向きにしゃくるべし!

 

中国の兵法家 孫子はこう言いました

彼を知り、己を知れば百戦危うからず

「敵の実力や特徴を見きわめ、自分の立ち回りをよく考えて戦えば、負けることはないだろう」

という意味です(ザックリ)

 

この言葉、燃えるねっ

 

釣りにおいても同じことが言えます。

「サゴシの特徴を見きわめた上で、自分の立ち回りを考えれば、サゴシを狙い撃ちできるだろう」

というわけです!

 

今後も、魚の特徴に応じた釣りのコツを研究し

研究成果をみなさんにお伝えしていきたいと思います。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

釣り場でまた会おう!
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