ピンテールとシャッドテールの使い分けの重要性【タチウオワインド釣行記】

初心者の方へ

当記事は太刀魚ワインドを始められた

初心者の方に向けた記事となります

 

 

内容には初歩的なものも含まれますので

ご自身のニーズに合わせて

必要な項目の情報のみ摂取いただけると幸いです。

 

さて本題に入ります

 

 

タチウオワインドのワーム

ワームの形状は大きく分けて

ピンテールとシャッドテールの2つになります

 

 

でも初心者の方は思うはず

「どういう意図で使い分けるん?」

 

 

そのあたりの曖昧な部分を

よりクリアなものにしていくために

この記事を執筆しました

 

 

この記事では

自身の釣行記録をもとに

タチウオワインドの2種類のワーム

ピンテールとシャッドテールの使い分けについて

具体的にわかるように説明していきたいと思います

 

 

ピンテールとシャッドテール それぞれの特徴

ピンテールワームは

細身のシルエットが特徴的なワーム形状をしています

 

 

水の抵抗は小さく

ロッドアクションを入れたときには

左右に大きくダートしてくれるのが特徴です

 

 

他にもピンテールワームは

水の抵抗が小さい分

沈下速度が速いのが特徴的です

 

 

その一方で、

テールが生み出す波動が弱いので

「ルアーの波動の強さ」という点においては

シャッドテールに遅れをとります

 

 

 

逆にシャッドテールは

テールの体積が大きいため

水の抵抗が大きいです

 

 

そのため

ロッドアクションをくわえた際の

左右のダート幅は小さくなります

 

 

さらに水の抵抗が大きい分

沈下速度はピンテールに比べて遅いです

 

 

大きなテールから

強い波動が生み出されるので

強い水押しで魚にルアーの存在を伝えることができます

 

 

まとめるとこんな感じです

 

 

★ピンテール

・細くて水の抵抗が小さいシルエット

・左右に大きくダートする

・沈下速度は遅い

・波動によるアピールは弱め

 

 

★シャッドテール

・テールが分厚く水の抵抗が大きい

・左右のダート幅は小さい

・沈下速度は遅い

・波動によるアピールは強め

 

 

次の項目では

ピンテールとシャッドテールの

具体的な使い分けについて

説明していこうと思います

 

 

なお、説明する内容はあくまで

使い分けについて考える基準のお話です

 

 

もちろん例外もありますし

一概にどちらが正解ともいえないときがありますので

その点は状況に応じて

柔軟にご対応いただければと思います

 

 

明るいときはピンテール・暗いときはシャッドテール

使い分けの基準 その1

明るいときはピンテール

暗いときはシャッドテール

という形で使い分けています

 

 

タチウオ釣りは夜釣りのイメージが強いので

「暗いときはシャッドテール」

こちらの理由について先に述べたいと思います

 

 

まず前提知識から

暗い時間帯のタチウオは

比較的スローに泳いでいます

 

 

タチウオは体を守るウロコがない魚です

だから暗い海中でキビキビ泳ぎ回ってしまうのはNG

 

 

速く泳ぎ回って

障害物に体をぶつけでもしたら

皮膚に傷がついて

たちまち感染症にかかってしまいますからね

 

 

だから基本的に

「夜のタチウオはスローに動いている」

という認識を持つといいと思います

 

 

スローなタチウオには

もちろんスローなルアーが有効

 

 

ということで、

左右のダート幅が小さく

沈下速度も遅いシャッドテールが有効

というわけです

 

 

 

逆にピンテールだと

左右の動きと沈下速度が速すぎて

暗い海中で見失ってしまう可能性もありますね

 

 

他にも暗いときに

シャッドテールを推す理由があります

 

 

それは波動の強さです

暗い海中では目から得られる情報が少ないです

 

 

そんなときに魚は

小魚が発する微細な波動を感知して

エサを探しているんです

 

 

夜のタチウオも然り

波動をもとにエサを探しているのであれば

もちろん波動が強いシャッドテールの方が有効

ということになるわけです。

 

 

次に「明るいときはピンテール」

という点について解説していきます

 

 

タチウオは朝マズメや夕マズメなど

太陽光がある程度差し込んでいる時間にも

釣れることが多いです

 

 

そんなときには

動きの速いピンテールが有効です

 

 

まだ空が明るいうちは

タチウオもちゃんと目が見えています

 

 

目がよく見えているということは逆に

ルアーの姿もよく見えている

ということになります

 

 

つまりルアーが偽物だと

バレやすいということです

 

 

そんなときはルアーの存在を見切らせないように

速い動きでごまかしてやるのが効果的です

 

 

多少速い動きでも

まだ空が明るいので

タチウオがルアーを見失う心配もありません

 

 

速い動きに特化しているワームといえば

ピンテールワームです

 

 

左右の動きもキビキビとして

フォール速度も速いので

タチウオに見切らせないようにすることができます

 

 

クリアな水にはピンテール・濁った水にはシャッドテール

私がテールを選ぶとき

 

水がクリアなときはピンテール

水が濁っているときはシャッドテール

 

という基準で使い分けをすることがあります

 

 

その理由も、

前項で述べたことと重複するのですが

 

 

水が澄んでいて視認性がいいときは

ルアーが見切られやすいです

 

 

だからルアーのスピードを上げて

ごまかしてやることが重要です。

だから動きの速いピンテールを使います

 

 

逆に水が濁っていて

水中の視認性が悪いときは

速い動きではルアーを見失ってしまいます

 

 

こういうときにタチウオは

小魚の発する波動を頼りに

エサを探しています

 

 

だから動きの幅が小さくて

フォール速度の遅く

さらに波動が強いシャッドテールが有効になる

 

 

逆に動きの速いピンテールでは

ルアーを見失ってしまうのでNG

 

 

というわけです。

 

 

潮がゆるいときはピンテール・速いときはシャッドテール

3つ目の基準は「潮の速さ」です

 

私は潮がゆるいときはピンテール

潮が速いときはシャッドテール

という形でルアーを使い分けています

 

 

まずは「潮が速いときはシャッドテール」

その理由について解説します

 

 

タチウオは長細いボディで

水中で直立するような形で泳いでいます

 

 

この姿勢は潮の抵抗を受けやすく

タチウオは潮に流されやすくなってしまいます

 

 

潮が速いときは

ただでさえ速い潮にあおられて

エサの捕食がうまくいかなくなります

 

 

そんなタチウオに

ピンテールワームのような

動きの速いものを食わせることは可能でしょうか?

 

 

多分きびしいと思います

 

 

人間でいうと

「爆風の中、高速で飛び交う1万円札をキャッチしてください」

って言われているようなものです

 

 

 

だから潮が速いときは

動きの遅いシャッドテールワームを選んで

 

 

潮に流されて大変な想いをしているタチウオが

ちゃんとエサをキャッチできるように配慮してやることが肝心です

 

 

 

逆に潮がゆるいときは

ピンテールワームが効果的です

 

 

というより、

「ピンテールでもシャッドテールでもどちらでもいい」

というのが正しいかもしれません

 

 

 

潮がゆるいときは

タチウオは何にも邪魔されることなく

自由に泳ぎ回ることができます

 

 

だから動きの速いピンテールワームでも

ちゃんとキャッチすることができます

 

 

かといって

動きの遅いシャッドテールワームでも

簡単にキャッチすることができますからね。

 

 

だから「どちらでもいい」という結論を出しておきます

 

 

サイズが小さいときはピンテール・大きいときはシャッドテール

これは非常に簡単な理由です

シャッドテールの方がボリューム感があるので

大きいタチウオはシャッドテールでもちゃんと食ってきます

 

 

でもシーズン初期の

指2本クラスのタチウオだと

シャッドテールに対するアタリが小さい

またはアタリすらない

というケースがあります

 

 

そんなときに、

シャッドテールからピンテールに変えただけで

連続してバイトが出ることもあるんです

 

 

理由はカンタン

ピンテールの方がボリュームが小さいから

小型のタチウオでもちゃんと食えるからです

 

 

だからタチウオのサイズが小さいときは

「状況問わず意図的にピンテールを使う」

というのもひとつの選択肢でしょう

 

 

このケースと関連することですが

「タチウオの食い気が立っていない」

「大きいエサを食おうとしない」

というときには

 

 

ワームのサイズを下げてやるか

ピンテールなどのボリュームが小さいワームを使ってやると

食い渋りタチウオも釣れるようになります

 

 

私の記事は以上です

最後までお読みいただきありがとうございました

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