海鳥の動きでベイトのレンジと大きさがわかる【青物ショアジギングの雑学】

初心者の方へ

ショアジギングはベイトの存在が不可欠

 

 

そんなベイトの位置を教えてくれる

貴重な情報源が「海鳥」です

 

 

どの釣りをするにおいても

鳥の存在はベイトの位置を知るうえで重要です

 

 

でも鳥がくれるのは

ベイトの位置情報だけではありません

 

 

それ以外にも

鳥をよく観察していると

貴重な情報がもっとたくさん出てきます

 

 

今回の記事では

「ショアジギングにおける海鳥を観察するポイント」

をテーマに記事を書いていきたいと思います

 

 

★記事の目次

鳥が飛ぶ高さはベイトのレンジを知るカギ

鳥が飛ぶ速さはベイトの大きさを知るカギ

・鳥がいなくなった=「ベイトがいなくなった」ではない

 

 

では参ります!

 

 

鳥が飛ぶ高さはベイトのレンジを知るカギ

私は釣り場で海鳥を見る際に

鳥の飛ぶ高さを見るようにしています

 

 

それでベイトのレンジが浅いのか深いのかがわかります

 

 

結論から言うと

鳥の高度が高い=ベイトのレンジが深い

鳥の高度が低い=ベイトのレンジが浅い

 

 

という感じになります

 

 

理由を説明していきます

 

 

まず鳥が高く飛んでいるときは、

鳥がベイトを探しているということです

高く飛ぶと、より広範囲を見渡せますからね

 

 

でも言い換えると

「鳥がベイトを探し中」ということは

「ベイトは鳥から簡単に見つからないところにいる」

ということになります

 

 

ベイトが表層にいれば

鳥から簡単に見つかってしまいます

 

 

でも逆に

鳥から見つかりにくいということは

ベイトのレンジは表層ではなく

鳥から見つかりにくい中層以下ということになります

 

 

 

さてもうひとつ

鳥が低空飛行しているときは

ベイトのレンジは浅いです

 

 

これも前述の内容に重なりますが

鳥が低空飛行をしていると

水面をみるときの視野は狭まります

 

 

これは「もう小魚を見つけたから広範囲を見渡す必要がない」

という鳥からのメッセージです

 

 

小魚の群れが鳥から見つかっているということは

小魚は鳥から見えやすい表層付近にいるはず

 

 

そんな感じで推測することができるわけです

 

 

 

もう一度まとめます

鳥の高度が高い=ベイトのレンジが深い

鳥の高度が低い=ベイトのレンジが浅い

 

 

これを覚えておいて損はないと思います!

釣り場で活用していただけると幸いです

 

 

鳥が飛ぶ速さはベイトの大きさを知るカギ

次に私が見ているポイントは

鳥の飛ぶ速さです

 

 

これでだいたいのベイトサイズがわかります

具体的に何センチとまでは言えませんが

 

 

その地域にしては大きいベイト

その地域にしては小さいベイト

ぐらいの感覚は読み取れるかと思います

 

 

さて結論から申します

 

鳥の動きが遅い=ベイトが小さい

鳥の動きが速い=ベイトが大きい

 

こんな感じになります

 

 

理由を解説していきます

 

 

まず鳥の動きが遅い場合

ベイトが比較的小さいことが読み取れます

 

 

これは鳥が狩りに使うエネルギーをセーブしているからです

 

 

鳥が狩りに成功して

魚を捕まえることができたとしても

小魚のサイズが小さい場合

大したカロリーは得られません

 

 

低カロリーな獲物を狩るのに

激しく動き回ってしまうと

エネルギー収支が合いません

 

 

これでは栄養補給どころか

エネルギーの無駄づかいになってしまいますよね

 

 

だから鳥は

サイズの小さい小魚を狩るときには

あまり激しく動き回りません

 

そして狩りに使うエネルギーをセーブしようとするのです

 

 

 

逆にベイトが大きい場合は

多くのカロリーを得られます

 

 

だから狩りのときに

多少バタバタ動き回ったとしても

そのあとに得られるエネルギーが大きいので

別に損することはありません

 

 

だからベイトが大きいときには

鳥の動きが速く激しくなるのです

 

 

 

もう一度まとめておきます

鳥の動きが遅い=ベイトが小さい

鳥の動きが速い=ベイトが大きい

 

 

この知見もフィールドにおいて活用すると

ルアーのサイズ選びに役立つと思います

 

 

鳥がいなくなった=「ベイトがいなくなった」ではない

釣りをしているとこんなケースがあります

 

 

朝マズメは鳥がいたし

ベイトも明らかにいた

 

 

でもマズメを過ぎると鳥がいなくなった

 

 

こんなケースが時々あります

 

 

もちろん「ベイトがいなくなった」

ということも視野に入ってきますが

意外とベイトは移動していなかったりします

 

 

 

鳥はいきなりいなくなりますが

ベイトには鳥ほどの移動能力はありません

 

 

それにベイトの場合は

大きな移動をしすぎると

移動中にフィッシュイーターに出会ってしまうこともありますからね

 

 

だから鳥がいなくなったからって

一概にベイトがいなくなったとはいえません

 

 

ではベイトが残留しているのに

鳥だけいなくなる理由はなぜでしょうか?

 

 

その理由は水面から読み取れます

水面をよく見てみてください

朝イチよりも風や波で

水面が荒れていませんか?

 

 

水面が荒れると、

鳥は魚を探しづらくなります

 

 

水面が荒れると

水面が光を乱反射して

上空から海中が見えにくくなるんです

 

 

しかも遊泳力の弱い小魚も

荒れた水面を嫌って潜ってしまいます

 

 

海中は見えにくいわ

小魚が潜って見えないわ

 

 

これでは小魚の位置がまったくわかりません

だから鳥は狩りを諦めて

一時的にいなくなるんです

 

 

そんなときはもちろん

水面付近にベイトがいるはずはなく

ベイトは中層以下に潜っています

 

 

でもポジティブに考えると

表層という選択肢が消えて

中層か底の2択になるだけでも

攻めの効率は上がっていきますよね!

 

 

鳥が一時的にいなくなってしまっても

水面が落ち着いたり

ベイトが青物によって

水面に追い込まれたりすると

鳥はまた姿を現します

 

 

だから一時的に鳥がいなくなったからって

必ずしも焦ることはありません!

 

 

まぁほんとにベイトがいなくなることもあるんですけどね(笑)

 

 

 

この記事は以上です

最後までお読みいただき

ありがとうございました

 

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