【青物実釣解説】堤防でのモンスターショットの出しどころ・使い方

初心者の方へ

この記事では、

青物狙いにおける

モンスターショットの出しどころや使い方

私の実釣記録に基づいて解説していきます。

 

 

 

「モンスターショットってどう使うの?」

「モンスターショットで釣れた試しがない」

「ルアーの位置づけがなんか中途半端じゃね?」

って感じで思う方は多いはず

 

 

まぁ自分も同じく

使いどころに悩んだ1人です(笑)

 

 

でも出しどころを最適化すれば

「モンスターショットでしか釣れなかっただろうな」

と思える魚との出会いもあります

 

だから今回は

「これはたぶんモンスターショットしか釣れなかっただろう」

という自分の体験をベースに

モンスターショットの使いどころを

理由を交えてご紹介していきます

 

 

 

☆記事の展開

①モンスターショットの出しどころ

②モンスターショットの長所

③実釣記録(動画版もあり)

では行きます!

 

 

①モンスターショットの出しどころ

モンスターショットは万能なルアーといえます

でも万能だからといって

「どんな状況でもぶっ放せ」

というわけではありません

 

 

闇雲に使うのではなく

「どういう状況にマッチさせるか?」

重要になってきます

 

 

状況によっては

モンスターショットよりも別のルアーの方が

ベターな可能性だってあるんです

 

 

でも逆に

「この状況はモンスターショットがベストでしょう」

といえる環境が具体的にあります

 

 

それは…

 

沖の表層~中層で小魚が追われている状況かつ

濁り・またはローライトの状況

 

ざっくり言うとこんな感じです

 

こうした状況では

モンスターショットの良さが

十分に活きてきます

 

 

なぜそう言えるのか?

モンスターショットの長所をもとに

理由を解説していきます

 

 

 

②モンスターショットの長所

で、さっそく

モンスターショットの長所は何かというと…

 

①ジグ並の飛距離

②ジグよりもシルエットが大きく存在感がある

③小魚をリアルに再現していて見切られにくい(プラグの利点)

④水平ヒラヒラフォールでの誘惑

 

 

などなどが挙げられます

「この長所をどう利用するか?」を考えたときに

 

先ほど申し上げた

沖の表層~中層で小魚が追われている状況で

濁り・またはローライトの状況

がベストな使いどころとなるわけです

 

理由を詳しく解説していきます

 

 

長所をもとにモンスターショットの使いどころを解説

「沖で青物がボイルしている」

「沖の中層の潮が流れていて、中層で食いそう」

「さらに海が濁っている or 辺りが暗い」

 

こうした状況こそ

モンスターショットの出番となります

 

 

たとえば100m沖でボイルしているとき

表層系のミノーやバイブレーションでは

ポイントに届きません

 

だからジグやモンスターショットじゃないと

そもそも100m先は狙えないんです

 

 

「じゃあジグでもいいんじゃない?」

ってなると思います

 

でもジグだと

フォールスピードやアクションスピードが速すぎて

狙いの距離にルアーが滞在する時間が短いです

 

さらに、アクションが速すぎると

濁りやローライトの状況では

魚がルアーを見失ってしまいます

 

 

一方でモンスターショットは

ジグよりもフォールスピードが遅い

シルエットも大きいです

 

 

沖の表層を狙う際に

ルアーを中層までフォールさせて

表層まで巻き上げるやり方で狙うと

モンスターショットの方がフォール時間が長いので

その分ジグよりも長い時間

沖の表層から中層に滞在させることができます

 

 

しかもシルエットが大きいので

濁りやローライトの環境下でも

魚がルアーを見失いにくいです

 

 

あとこれは気持ち程度ですが

ジグよりもより魚に似た見た目なので

ゆっくりとした動きでも見切られにくい

というのもメリットとなってきます

 

 

こうした理由から

①沖の表層~中層を

②濁りorローライトの状況下で狙うとき

にモンスターショットが有効といえます

 

 

実釣記録

ここから先は

モンスターショットの使いどころに関する知見を

さらに強固なものとするために

実釣記録を掲載します

 

 

動画版でもUPしているので

「巻き速度を具体的に見たい」

「映像付きの方がイメージしやすい」

という方はこちらをご覧ください

 

 

※ヒットシーンのみのショート版

 

 

※状況解説込みのフル版

 

 

基本情報

☆日時・場所など

6月上旬 4:00~6:30の釣行

大阪湾 貝塚人工島 沖向きテトラ(水深10m)

記録的大雨のあと

海は茶色く濁っている

ベイトはカタクチイワシ(表層に回遊)

 

 

☆タックル

コルトスナイパーXR 100M

ステラC5000XG

PE1.5号

リーダーフロロ26.5lb

 

 

 

状況解説

記録的大雨のあとで茶色く濁った大阪湾

「これもしかしてダメなんじゃね?」

という萎え気味の状態で釣りがスタート

 

でも表層ではカタクチイワシがいて

その回遊数はおそらく

今シーズンで一番多いんじゃないかと思われます

 

 

4時頃に日が昇り始めるも

青物は無反応

これだけイワシがいれば

濁りがひどくても食いにくるのでは?

という淡い期待をこめて

いろんなルアーを投入しました

 

 

そして5時頃

沖でイワシが突き上げられ始めます

よく見てみるとサワラがジャンプしている…

これは期待大です

 

でも5時の突然のフィーバータイムで

魚をヒットさせたのは

見える範囲で1人だけ…

 

ルアーを食ってはくれない模様です

 

 

5時半をまわったころ

右隣のエリアで竿が曲がり始めます

見るからにメタルバイブやセットアッパーなどが

釣果の中心っぽいです

 

ヒットした場所は50m先~足元くらい

けっこう手前で食っている模様

 

 

でも自分の周辺は

どの距離・どのレンジを探っても

まったく反応がありません

「場所ガチャはハズレか…」

と思っていたときでした

 

 

約100m先で一瞬

水面がざわつきました

水面に青物が出たわけではありませんが

 

水面直下から明らかに

小魚が突き上げられたような感じがしたのです

 

 

 

状況はこうです

①100m先でベイトが食われている疑惑

※手前では誰もヒットしない

②濁りがきつく、曇り空で暗い

 

 

チャンスは一瞬のみ

正しいルアー選択が勝負を決めます

 

ルアーは消去法で丁寧に選びます

 

 

まず手持ちのメタルバイブ・ミノーは除外

これらでは100m先には届きません

 

ポッパーではギリギリ届くかもしれませんが

100m先を狙える時間なんてごくわずかなので

ポッパーも除外

 

 

残った選択肢はメタルジグと

ヘビーシンキングペンシル(モンスターショット)

これらは100m先に余裕で届きます

 

 

でもここでジグは除外

海が強く濁っているので

ジグの速いアクションでは

魚がルアーを見失う可能性があるからです

 

 

とまぁ

こんな脳内作戦会議が開かれたのち

私が選んだのはモンスターショット95S(40g)

カラーはストライクイワシ

 

 

シルエットがジグより大きく

濁りの中でも見失いにくいこと

 

スローフォールをすることで

100m先の表層付近に

ルアーを長時間滞在させることができること

 

そういった点を考慮して

自信をもってこの選択をしました

 

 

「ストライクイワシ」

というカラーを選んだ理由は

明滅によって魚にアピールできるからです

 

背中まわりはブルーとブラックを基調とし

お腹まわりはフラッシングの強いシルバーカラー

 

ブルー・ブラックの「暗」と

シルバーの「明」

この明暗のコントラスト

ルアーがチカチカすることで

濁りの中でも魚にルアーの存在をアピールできます

 

 

モンスターショットを遠投し

8秒間フォールさせます

これで4m沈めました

 

水深は10mの釣り場なので

ルアーがあるのはド中層です。

 

ここから表層に向けてシャクリ上げ

水面に追い詰められたベイトを演出します

 

 

だいたい1秒間に2シャクリぐらいのペースで

8~10回ほどシャクると

ルアーが水面付近に到達します

 

そこから8秒間フリーフォールさせて

また水深4mの層まで戻す

 

この繰り返しです

 

 

ちなみに

ルアーが沖を離れて

50mより手前にきたら

ルアーを即回収します

 

 

ヒットが見込めない距離・レンジを狙っても

限られた時間を無駄にしてしまうので

無駄は極限までカットします

 

 

そしてモンスターショットの2投目

ここで勝負が決まります

 

 

同じように8秒間のフォール後

表層に向けて8回シャクる

そしてフォールさせようとして

糸のテンションが緩んだとき…

 

ゴゴッという感触を確認

そしてアワセを入れる

「ギイィィィ!」

 

 

魚がヒット

いいドラグ音が鳴ります

 

 

がんばってファイトしたのち

魚が姿を現します

 

 

「デカい!」

上がってきたのは77センチの青物

ブリクラスには一歩届きませんでしたが

 

まるまると太ってて

その辺のブリよりも引くような

メタボなメジロ(ワラサ)でした

 

この日はもう時間がなかったので

この魚を締めたのち帰宅しました

なので追加はありません

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました

 

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